自分から

自ら望んだ願い

そこにあるものが
そこに広がる世界が

煩わしく思えた


でもそれを表情に出したくなくて
何食わぬ顔してた

それを嘘と呼ばれても否定はしない


いづれ僕は全て失う
生きがいだった夢を捨て
あの頃、嫌ってた大人になって

かっこつけるみたいに
区切りをつけるみたいに

端から見りゃ無様だね
きっとその日
僕は泣き笑いしてるだろう

過去に笑って
未来に泣いて


遅かったんだ
少し遅すぎたんだろう

少しずつ違った形で色を変え姿を変え
まとまりのないその形は
結局、最後には何の意味も果たさなくて

ステージに立つことの理由
いつしかわからなくなっていた


きらめくあの日は
溢れる希望を望んだけど

揺れ動く今日この頃
ありふれた普通を望んだ


全てが過去に変わる
生きてくとは
そおゆうことだ

いま触れ合える世界に
サヨナラを告げなくちゃ

繋がりを断ち切る

この手で断ち切る

君との約束すら

無断にかき消してく

狭く小さな箱の中
閉じこめられた僕らは
いたずらに唄い
酷い演奏で
騒ぐ客を見ている

当てずっぽうな毎日が
不安にみえた

何もかも悪いのは僕だ

そう、答えは決まってる

美しい花が
咲き誇る季節に
白い光が降り注ぐ夜に
立ち竦むほどの鮮やかな景色
今は眩しすぎて
何も見えない


僕は愚かすぎた

醜く汚い


こんなにも声を張り上げても
誰の胸の奥に届くことはない

そうさ

きっと君にも
この声は

届くことはない




互いの未来に祝福を
僕達の明日に淡い期待を

鼻歌まじりの安っぽけなブルース

この街のどこかに響きわたるよ


この街のどこかに
響きわたるよ