気づいたら裁判員制度が始まってた(^_^;)

私は選ばれたら行くと思う。
嫌々って訳じゃなくて、ちゃんと『裁判員』っていう自覚を持って。
ただね…自分達の意見が反映された結果が冤罪だったりするかも知れないっていうのがやっぱり怖い。
裁判員って肩書きが付いても、どれだけ事実の真偽を見極めようとしても、法曹界と縁のない私らは所詮は素人であって、裁判官が長年培った『そういう人』を見る目っていうのが全く無い。

賛成派が例に挙げるアメリカの陪審員制度。
アレは定着してるけど、やっぱり冤罪ってヤツが結構あったり、O.J.シンプソン事件のように弁護士が言葉巧みに焦点を黒人問題にすり替えた結果、限りなく黒に近い人間に無罪評決を出してしまったり…。

時には被疑者に、時には被害者にマイナスになる部分が少なからずあるような結構穴だらけのシステムだったりする。

昔と違って単純に殺害した人数や年齢では括れない事件みたいな犯罪の多様化に伴って、どこか閉鎖的で機械的な日本の法曹界に民意を反映させる事が大切な事だという事も分かってる。
けど、その結果アメリカのように金さえ積めばどうとでもしてくれるような、人の人生を食い物にするアコギな弁護士が増えるような状況は作って欲しくない。


賛成派の意見も反対派の意見も共感できる部分があるから難しいね…。


でもこれだけは言える。
アメリカナイズする事が正しいって訳じゃない。
『先進国で●●してないのは日本だけ』
とか聞く事があったりするけど、他国に追従する事だけが全てじゃない。
それぞれの国民性ってものがあるんだから、『国の個性』として持ち続けないといけない事だってあると思う。


…こんな事書いてたら反対派だと思われるかも知れないけど、これでも民意を反映させたいっていう気持ちはかなり強くあるし、『面倒な事は当たらず障らず、遠巻きに眺めてる癖に外野で好き放題野次ってる』ようなマイナスな国民性は大嫌いなんですこれでも。