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幼い頃
母のお腹から赤ちゃんが流れて産声をあげずこの世を去ったことがあった
死も流産もわからない私だったけれど、私はいつもその光景を抱えて生きた
今もそう
何が衝撃だったのか
何がそんなに傷になったのかずっとわからなかった
最近ようやくわかった
父はあの時会議があると親戚を呼んで会議に出かけた
この人、私がこうなっても命より会議が大切なんだと5才の娘は父親に絶望した
親になってない人が命に稀薄でも仕方がないのかな?とは思う
けれど彼はすでに一人の親だったのよね
話題:トラウマ
アレ以来、誰にも期待しないかなぁ
誰かに何かをして欲しいとか思わない
命すら守ってもらえそうも無い親を持ったら世の中に人様に希むことなんて無いのよね
恨んでもないけどね
私の命はちゃんとあるし…自分で守れれば問題ないし、命は確かにあの人にももらったからね
彼の娘であることで今も様々に最悪なことが起こる
文句も言わない
命を守れないヤツに云う言葉は無い
けれどいつかは目を覚ませとガツンとやらなきゃいけないらしい
私はここに生まれ人が決してしてはならないことを痛い思いしながら沢山知れた…この親だったから何となくでなく心に刻めた
それは有り難いことよね
人は人になるために生まれた、人になるために必要な事を痛いほど知った
それでいいのよね
それがいいのよね
人にもらうことばかり考えないで自分でできることを増やせれば、それが自分の力になるし…私に最適なところに生まれたのだと思う
有り難き幸せ、天に感謝
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