21/10/23 23:15 (:単発/妄想(ジャンル無節操))
  善逸、ある日〈1〉
話題:妄想を語ろう

テーブルに置かれた硝子瓶
蓋を開けると 華やかな香り‥

「これが、しのぶさんが言ってた薬‥」

「善逸さんが少しでも落ち着く為、この薬を試してみませんか?」

胡蝶に促され 掌を出す善逸

数滴 垂らされたそれを
手に馴染ませる

ふうわり 包まれる心
「‥凄い、本当に落ち着きます‥」

「良かったら持っていて下さい」

「ありがとうございます!」

鬼との遭遇
それに伴う精神的肉体的疲労

いつか吐いた弱音に
協力した胡蝶しのぶ

「毎日使用する場合は2、3滴を馴染ませて下さい。一応経口摂取も出来ますが‥此方は、あまりオススメ出来ません」

胡蝶の様子を見て

(‥相当効くみたいだ‥後で飲んでみよう)

もしかしたら、一生恐怖心とは無縁でいられるかも知れない!!だって、今 この
数滴で自分でも驚く程落ち着いているから

「しのぶさん!ありがとうございました」

「どういたしまして」

小さく手を振る胡蝶

「お気を付けて」

優しい微笑みで善逸を見つめ
見送る











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