スクラッチ2018


話題:宝くじ


年末のお楽しみ『スクラッチタイム』

商店街で買い物をすると千円で一枚貰えるくじ

今年はB子のお布団を買ったから二百枚以上あったのだが、妹が半分くらいこすっちゃってさ、しかも当たり券を消費してしまうというクーデター発生

ちょっと文句を言ったのだが、「もう子供じゃないんだから家族揃ってこすらなくていいのよ、こんなもん」なんて言いやがった

去年は楽しそうにこすってたくせに、たった一年で大人になりやがって…と思いながら、今日これからこすりまくるぜ

オヤジは腕まくりをして準備万端

B子は今電話中

その電話が終わったら始めるよ


そう言えば去年、二等の宝くじは全部ハズレだった

やっぱり狙うは一等の商品券だ

三人で山分け

ウヒヒ♪



おっと、玄関のドアが開く音が…

妹が帰ってきたようだ

早く電話切れよ!とサインを送るもB子は真面目な顔でイヤイヤをしやがる

まあ仕事の電話だからしょうがない



今ピンポンが鳴ったから出たら新聞の集金おばちゃんだった

「今月早いのよごめんね〜」とか言ってたけど、寒空で気の毒なね

ウチでとれた柚子をあげたら喜んで持って帰った

肥料くれてないから食べても不味いよって言ったら、お風呂に浮かべるからいいんだって

そう言えばもうすぐ冬至?




毎年思うけど、日本の行事ってものをだな、一つ一つ丁寧に体験していきたいんだけど、普段忙しくてなかなか実行できないんだよね

もう少し落ち着いた生活をしなければと思うのだけど、年末年始も仕事入れちゃったから全くもって無理だ



はあー

あくびが止まらない

オヤジ、横になってる

B子を睨むが無視された

そんな師走の夕方



トーンダウン


話題:バイク


「バイクに乗るの、延期しよう?」と妹が

「延期していい?」じゃなくて「延期しよう?」ってことはだな、俺に同意を求めてるのだな

暫し考えたふりをして、わかった、と答えてやった

やっぱりね、今はバイクの季節じゃないんだよね

外に出るだけで寒い思いをするのに、冷たい空気の中を無防備な乗り物に乗るには相当な覚悟が要る

ここ数日の気温の低下で、妹はバイクに乗りたいという気持ちが簡単に引っ込んでしまったようだった


実は俺も

寒さも辛いけどさ、黒パレットを売った資金で色々と準備をしようと計画しておったのじゃが、女共の教習所代、ヘルメットやブーツなど必要な物を揃えて最後にバイクを買うとなると、結構お金が掛かるんだよね

すると俺のバイク購入資金までは回らない

新たに資金を投入してもいいのだが、そこまでの気持ちはないんだな

『バイクに乗りたい病』の熱が冷めてしまったのだ

一番の理由は、やっぱりあの近所のおっさんに先を越されたこと

こないだも道で会って、「そのうち一緒に走りに行きましょう」と誘われたのだが、すかさず、独りで行けよ!と思った

このいけ好かねえおっさんと同じタイミングで二輪車という趣味性の高い乗り物に乗るのが嫌だった

それだったら四輪のままでいいやと思ったし


妹がバイクに乗るのもあまり好ましくは思ってないんだな

心配の種が増えるしさ

オヤジが「大丈夫だろうか…」とちょろっと言ったことも気になってたし

だから妹の口から延期話が出たことは幸いだった

B子は乗り気満々ではなかったから、事後報告で済ませられた

この女も、一応嫁入り前の娘だし、俺んちで預かってるわけだから、何事もなく過ごさせなければならない

とにかく寒さになんて負けてもいいから、今は危険な乗り物には乗らないということで手打ち

これからも何も変わらない日々を過ごすことになるのかな

でもそれだとつまんないな

ちょいと考えてることもあるが、どうしようかな


つづく



糖尿病


話題:病気


先日、黒パレットの定期点検でトヨタに行った時のこと

整備マンと談笑してる時に突然若豊マンが現れた

「今日神田さんの点検の日だから来たんですけどね・・・」と、わざとらしく凹んだ様子を見せる馬鹿

久しぶりに会ったのにもっと普通に挨拶できねえのかよコイツ!と思ったけども、常に話題を自分の方に持って行きたがるお子ちゃまタイプだから、仕方なくどうしたの?と聞いてやった

すると「俺、糖尿病になっちゃった」と、またしてもわざとらしく泣きそうな面をして呟いた

見ると確かに痩せていた

ズボンがブカブカ

だが全然びっくりしなかった

この人は、病気になるとすればまずは糖尿病だと思っていたから

それについては指摘したことがあるのですよ

こういう食生活をしていたら糖尿病になるよ、とね

だから、それ見たことかと思ったよね

「こいつ、この前、動けなくなって緊急搬送されたんですよ」と整備マン

全く対処していなければそういうことにもなるわなと思いながら、じゃお大事に!と言って帰ろうとしたらだね、「えー!?そこで缶コーヒー飲もうよ」と若豊マンが俺の腕を引っ張りやがった


微糖の缶コーヒーのボタンを押した若豊マン

聞いてもないのに「(糖分を)少し減らさなきゃと思ってさ」と言っていた

この人は糖分を完全に断つということができないんだね

まあ糖尿病になる人ってのは、元々欲望を抑えることが苦手なのだな

誰しもストレスを抱えながら生きてるんだけど、そのストレスを甘い物を摂ることで解消してきた人は、病気を自覚した後でもなかなか変えられない

砂糖の量を減らせばいいと言えばその通りなのだが、いきなりブラック無糖にする勇気はないのだろう

ここでブラック無糖にしたとしても、あとでまた甘い物を食べたり飲んだりするに決まってる

甘い物が好きな人は、甘い物を口にしないと、それがまたストレスになって苦しくなるんだな




ベンチに座って二人で缶コーヒーを飲んだ

「神田さんはいつもブラックだよね。なんで平気なの?」と若豊マン

色んな理由はあるが、そこは慣れだよ、とだけ答えた

「じゃ俺もブラックにしようかな」と若豊マンは言っていたけど、この人はそれを貫くことはできないだろうと思ったので何も言わなかった

「あとさー、最近合併症のこととか色々考えてるせいか、鬱になってるかも知れないと思うんだよね」と糖尿マンはまたわざとらしく悲しげに呟いたが、それには間髪入れず、それはない!と言ってやった

「なんでそんなすぐさま否定するわけ?」と糖尿マン

俺とかあんたみたいなチャランポランな奴は鬱になりたくてもなれないんだよ。だからそういうことを考えるのは時間の無駄!と言うと、糖尿マンは「そっかー」と言って、それまでのわざとらしさを忘れたかのように大声で笑った



だけどこの人はこの先大変だよ

独り暮らしだから管理してくれる人もいないし、お医者からリスクの説明を受けた筈なんだけど、それは脅しだと思いたいと言うか、自分のことは自分にしかわからないと思ってるところがあるから、このままだと必ず合併症が出てくる

そこまで予想できたが、あとは何も言わなかった

病気の人には明るく接することが一番だから

じゃそろそろ帰るわと言って立ち上がると、「また寿司食いに行こうよ。今度はおごるから」と糖尿マンは言った

俺は、うん!と言って車に乗って帰りましたとさ


だがこの男の口から寿司の話が出るとは意外だった

マグロづくしの思い出が蘇ったじゃないか

絶対行かないと思った神田でした



庶民の味方


話題:紅茶


わが家の紅茶が切れた

茶葉のストックがまだあると思っておったのだが、棚を見るともう無かった

仕方ないのでティーバッグを買ってきた

トワイニングのアールグレイと日東紅茶

アールグレイは女共が飲む用

日東紅茶は俺用

この日東紅茶はいいでちゅね

何たって安いもんね

50個入りで200円くらいだった

すると1個4円だよ

1個で2回は飲めるから、1杯あたり2円となる

安売り店に行けばもっと安く手に入るかも知れないね

こんな安い紅茶を提供してくれる三井農林(製造元)には感謝

味はまあそうね、凄く美味しいというレベルではないけども、色はよく出るし、一応紅茶を飲んだという気分には浸れる

紅茶好きの先輩に飲ませてみたけど、それが日東紅茶だとは気づかなかった

「セイロンかな」なんて言ってたから、当たらずとも遠からずってとこだね

実は日東紅茶でしたと言うと嫌がるかも知れないから今後も内緒にしておく(笑)


日本茶も年内には切れる予想

買いに行かなければとは思ってるけど、暫くはこの日東紅茶でいいかも

紅茶の香りは漂わないけども、渋みがいい線いってるんだよね

それに今月は出費が多かったから、どこかで節約しなきゃと思うのだよ

そこで自販機で飲み物を買うのをやめた

水筒に紅茶を入れて持ち歩くようにしてる

毎日ピクニック気分♪



XmasPRESENT2018


話題:クリスマスプレゼント


また今年もこの時期がやってきた

クリスマスまであと2週間あるけど、ここ数年は渡す物を予め買っておくという行為はせず、当日までにボコボコと品を買い与えることになってきてる

大きな物で言うと、妹にはコートを買ってやった

バーバリーじゃないけどカッチョイイのを

ノートPCも買ったけど、これは勉強用だからクリスマスプレゼントからは除外してくれと言われたり

贅沢過ぎるんじゃないかと思ったが、サボることもなく家事をこなしてくれてるんで仕方なく容認した

オヤジは欲しい物は無いと言っていたが、それでも習い事に行く用の服を買った

セーターとかネルシャツとかそういう物

あとは遠近両用の眼鏡

長いこと近眼ではなかったのだが、加齢とともに視力が落ちて行くのだろうね、車を運転する時に危なくないように買った

トリはB子

服や靴は常に買ってもらってるし、こないだスマホも買ってもらったからクリスマスプレゼントは要らないと言っていたが、タイミング良くと言うか悪くと言うか、鈴木布団店のおばちゃんから電話が掛かってきただよ

「グースが待ってるよ」と

そういえばB子には冬用の暖かい布団を買ってやってなかったことを思い出し、おばちゃんに予算を伝えて用意してもらった

写真がそれなんだけど、車の中で撮影したので暗くてよくわからないね(^_^;)

去年妹に買ってやったのと同じく、毛布のようなカバーで羽毛布団を包んであるのよね

女に買ってやるつもりだと言ったからかな、おばちゃんがピンクのカバーを選んでくれていた

今夜から使うみたい

寒くなってきたから丁度よかった


(^o^)/





これで今年は終わりだと思う

あとはイブに鶏の丸焼きを買ってくればいいだけかと

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