クレジットカードの督促する仕事のOLさんの話。
毎日電話で逆ギレした滞納者に怒鳴りつけられながら、どうやって回収するかと気になって一気読み。私も電話応対も怒鳴るお客様も大の苦手なので、これにのってたやり方を参考にしていきたいです。面白いしタメになる本でした。


阿刀田さんの短編集の魅力を教える本で敷居が高いと思う文豪でも短編集なら手軽に読みやすい、中でもモーパッサンは短編の名手だからとあったので借りてみました。
オススメだった『宝石』も宝石好きには楽しかったけれど、意外と多かった怪奇小説の『髪の毛』『水の上』『マドモワゼル・ココット』『剥製の手』が結構ゾッとする描写で面白かった。
『水の上』とか最後たった一行でギャーッとくるもんですね。
『髪の毛』は、主人公にドン引きしたけど、狂気に魅入られる程に美しいという髪の毛の描写が好き。
特に印象的だったのは『マドモワゼル・ココット』。
響きが可愛いからと読み始めたら、予想に反したエゲツない、特に犬好きは怒髪天をつくような話でした。怪奇というよりかわいそうな話かも。主人公じゃなくてね。
それとココットってフランス語で娼婦って意味があるって知り、あまりホイホイ使わない方がいいのかとも思いました。



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