話題:彼氏と別れた理由。

その原因の全ては、わたしにありました。


あの時わたしは
蒼くんと向き合うこともせず、
逃げることを選びました。
嫌いになりたくないと、
大好きなままの蒼くんでいてほしいと、
そんな勝手な気持ちを押し付け、逃げたんです。
真っ直ぐに思ってくれてた蒼くんから、
辛くて、苦しかった、自分自身から。

ほんとうに好きだったから、
蒼くんのためだなんて、
別れた理由はそんな大層なものじゃない。
結局は自分のことしか考えられてなかっただけ。
あのまま、一緒にいるのが、辛かったのは、
蒼くんじゃなくて、わたし自身。
あの時、わたしが守ろうとしたのは
傷つく蒼くんじゃなくて、
傷つけてしまうわたし自身。
わたしは結局、最後の最後で、
蒼くんよりも、自分自身を優先した。
きっと、ほんとうに蒼くんのことを思っていたなら、
最後まで向き合うべきだった。
蒼くんが納得するまで、話すべきだった。
それをしなかったのは、
わたしが蒼くんよりも自分自身を選んだから。
傷つくのが怖くて、
傷つけるのが怖くて、
わたしは最もらしい言葉を並べて、
別れを告げた。
優しい蒼くんなら、わたしのことを受け入れてくれると、分かっていながら。


わたしはあの頃から何1つ変わってない。
何1つ変われてない。

弱くて、ズルくて、自分のことしか考えられない。