◇吃相(きっそう)
表情。顔色。顔つき。
「−かえて立上らんとすれば」〈露伴・寝耳鉄砲〉


◇顔色(がんしょく)
かおいろ。
また、感情の動きの現れた顔のようす。
「−を失う」

◆顔色(がんしょく)無し
≪白居易「長恨歌」から≫
恐れや驚きのために顔色が青くなるさま。
完全に圧倒されて手も足も出ないさま。
「完璧な答えには試験官も−だ」

◆顔色(がんしょく)を窺(うかが)う
相手の表情から心の動きを知ろうとする。
相手のかおいろを見る。
「窃かに叔母の−・って見れば」〈二葉亭・浮雲〉


先回の記事の読み繋がり。


話題:文字や言葉