一応文学畑の人間なのでこれでもタイトルには気を使ってます
絵と違って、タイトル以外でパッと目に付くものがないので…
そのため、文章におけるタイトルっていうのはその作家のセンスが光るといっても過言ではない、と私は思っています

同人誌は漫画だし、タイトルを考えるよりも締切に追われることに意識が向いてしまうのでその場で出た物を使うんですが、それなりに気は使ってます
割とパロ物が多いですが、それは語感が良かったり、ネタを知ってるとクスッと笑って頂けるかなぁという配慮が実はあったり(?←)


最初の行方不明本は本当に思い付かなかったのでこういう説明口調なタイトルの本もあるし、いいや!それより締切が…っていう状態だったんですが、他の3作品はそれなりにスケジュール管理をした上でやっていたのでまだ余裕があったんです(じゃなかったら3冊も出ませんね

特にBlank Points は小説が先行していたので、タイトルにはこだわりがあったりします
Blankっていう単語は知っての通り、「空白」や「真っ白」という意味があるんですが、狛枝の記憶と掛けて使っています
Pointはある一点を指して使われますが、この場合は複数で用いて抜けた部分が複数あることからです
本当はPageを使いたかったんですが、英語ではPageは日本語のように青春の1ページといった語法はなく、紙媒体の物に使われるようなのでこちらを採用しました


とまぁ、どうでもいいことを色々喋ってしまったんですが、実はこれ、私の大好きなゲームの中で使われてたりするんです
それに気付いた方ってどれくらいいらっしゃったんだろうかと実は結構気になっています
一応考えての物だったのでちょっと複雑ではあったんですが、この話に似合うタイトルはこれしかないだろうと思ったので開き直ることにしました
だからPageにするという手もありましたし、当初はそう考えてもいたんですが、やはりこちらの方が良いと思い、こちらになりました


書いてみたらそこまでこだわってないのではという気もしますが…
でも文章を書く上で私の意識の中ではタイトルはかなり重要な位置を示していて、タイトルが決まるとすぐ仕上がることが殆どなんです。
自分なりに満足するタイトルが決まると、つまり方向性が自分なりに決まったとも言えるので色々逡巡していた横道もばっさりと切れて完結出来る。

センスがあるわけではないんですが、こういう言葉遊びは好きなのでこれからもやっていけたらなぁと思っています
だから創作とかするとキャラの名前まで無駄に凝りたくなってしまうんです
要するに下手な意味での凝り性ってことなのかもしれません
こういうのが自分の中ですっと出てくるようになるといいんですが…し、精進します!