アンリ「冗談じゃありません…なんでまた貴方と仕事しなきゃならないんですか」
ラフター「それはこっちの台詞だ。染様は我々に仲良くなって欲しいようだが、貴君と馴れ合う気など微塵もない」
アンリ「こちらとしても望んでいませんよ。さっさと終わらせましょう」
ラフター「…ならば仕事の説明をしたまえ、使えん男だ」
アンリ「…チッ(舌打ち)えー前回はエイプリルフールでしたが今回はクリスマスです。日々奴隷のように働く部下を労るために、事前に管理人が用意したプレゼントを配るらしいです」
ラフター「いくぞ。まずはベラローマだ」
アンリ「(よかった常識的な人で…)」
アンリ「メリークリスマス!サンタさんですよー!」←楽しそう
ベラ「Σメ…メリークリスマス…?」
ラフター「待て、待て待てアンリ!何故俺がトナカイなのだ!」
アンリ「…似合ってますよ(ニヤッ)」
ラフター「納得いかん!逆だ逆!俺を侮辱する気か!」
アンリ「黙ってその赤い鼻つけてなさい、似合ってますから(微笑)」
ラフター「(屈辱……!)」
アンリ「はいベラローマさん、プレゼントですよー!」
ベラ「ありがとうございます…。あ、あの、俺も大人として隊長方にプレゼントあげるべきかなぁって思って…用意してみたんですけど…(ゴソゴソ)」
ラフター「ほう。有り難く頂戴しておこう」
アンリ「わぁ、開けていいですか!?」
ベラ「どうぞ(ニコッ)」
ラフター「や…やけに可愛らしい人形だな…。俺…か?」
ベラ「はい。つい気合い入れてしまいました…(悦)」←隊長ズが可愛くて仕方ないらしい
アンリ「(この人絶対自己満で作ってる…)」
ラフター「で、お前は何を貰ったんだ?」
ベラ「…い、いえ、気にしないで下さい!きっと隊長が考えたプレゼントではないと思いますが…えっと、ねっ!知らない方がいいっていうか!(震)」
アンリ「?」
ラフター「…見えてるからな?」
ベラ「Σうわああああ!しっ、失礼します!!」←逃げた
アンリ「…何だったんですか?」
ラフター「俺の口からは言えん卑猥な物だ…。さて次は…あの侍か」
アンリ「コーネリアさんにプレゼントって完全に逆な気が…」
アンリ「メリークリスマス!サンタさんですよー!Σって凄い甘い匂い!」
ラフター「…ケーキか?武士殿は意外な趣味を持っているのだな…」
タスカニー「なんだなんだ、良い香りに釣られてうるせーのがわらわら来たぞ」
ボローニャ「お前がその第一号だろ」
ラフター「丁度いいな。こいつらにも用意されてるようだ(ゴソゴソ)」
アンリ「コーネリアさんはどちらに?」
タスカニー「奥でケーキ焼いてるぜー。で、俺様は味見係として待機してるわけだ。相棒は寒がりだからこたつ目当てらしいけど」
コーネリア「…む、坊主か。待っていろ、そろそろケーキが焼ける。馳走しよう」
アンリ「本当ですかぁ!?わぁー!いただきます!」
ラフター「その前に仕事だろうが。武士殿、受け取れ」
コーネリア「…?忝ない。…某も何か用意しておくべきだったな…」
タスカニー「俺もなんか用意した方がよかった?つーか俺にはないの?」
ラフター「気にするな。俺はもう子供ではないからな。…ほら、貴様等の分だ。受け取れ」
ボローニャ「そう言うな糞餓鬼。煙草ならくれてやるぞ(ニヤリ)」
ラフター「俺は未成年だ(イラッ)」
アンリ「…中身何でした?(ワクワク)」
コーネリア「……何だこの板は」
タスカニー「いいなー!ipadじゃん!」
コーネリア「あいぱっど?」
タスカニー「指で操作できるんだぜ!」
コーネリア「ほう。それでどうするんだ?」
タスカニー「えっ?…ネットとかできるんだよ、な?」
ボローニャ「ああ」
コーネリア「それはどこに売っているのだ」
タスカニー「ネットは売ってねえよwあれだ、接続するんだよな?」
ボローニャ「ああ」
コーネリア「…で、接続してどうするのだ」
タスカニー「えっ…、えー……(震)」
ボローニャ「何でオッサンにipadやったんだよ…」
ラフター「…い、いやぁ…武士殿に文明の利器に触れて頂こうかと…」
コーネリア「よくわからんが凄い物なら飾っておこう(コトッ)」
アンリ「(完全に宝の持ち腐れじゃないですか…)」
タスカニー「俺も開けていいー?ていうか開けまーす!」
ボローニャ「……(ゴソゴソ)」
タスカニー「…塩キャラメル…だと…?」
ボローニャ「…マイセン…だと…?」
アンリ「よかったじゃないでΣ痛い!痛いでふ!」←ほっぺ抓られた
ラフター「やめっ…俺にしゃわるな!痛い!」←同じく
タスカニー「なぁアンリちゃん、塩はいらねえんだよ塩は!しょっぱくなるじゃねえか!(ギリギリ…)」
ボローニャ「糞ガキ、俺が吸ってんのはマイセンじゃねえ。ラークだ。下調べくらいしとけクズ(ギリギリ…)」
コーネリア「やめんか大人気ない…(溜息)贈り物というのは気持ちを受け取るものだぞ」
タスカニー「だって嫌がらせにしか思えねーぜ?わざわざ塩入れるとかキャラメル侮辱してんの?」
ボローニャ「どうせ煙草はみんな同じだと思ってんだろ?俺は赤ラーク以外吸わねえんだよ」
アンリ「せっかくプレゼントしたのに!酷いです!ほっぺも痛いです!(ヒリヒリ)」
ラフター「もういい、次だ次。馬鹿に付き合ってられん(ヒリヒリ)」
ヴィオレ「…まあ、隊長さんお揃いで珍しい…。如何なさったの?」
アンリ「メリークリスマスです!」
ラフター「プレゼントだ、受け取れ」
ヴィオレ「まあ…私に?嬉しいわ…。開けて宜しいかしら?」
アンリ「どうぞ!(たしかこの人アルディーさんの妹だよなぁ…お姉さんと違って優しそう…←)」
ヴィオレ「……これは…おっ…お姉様の…下着(上)!!?」
アンリ「Σへっ!?」
ラフター「Σ!?なっ…何故そのようなものが…///」
ヴィオレ「はぁ…この挑発的なデザインと柔らかなローズの香り…間違いなくお姉様の…(キュン…)」
アンリ「…ホモなら見慣れていましたが…はわわわわ…!///」
ラフター「いつものことだ…。さて、仕事も終わった。帰るぞ」
アンリ「……はい…、えっと、お姉さんに会えるといいですね…。それでは(ペコリ)」
おまけ
ラフター「あー…、その…アンリ隊長。こ、この後時間があるなら…ティータイムなど…如何か」
アンリ「時間はありますけど、貴方とお茶飲む時間は無いです(キッパリ」
ラフター「Σ貴君には愛想というものがないのか!?」
アンリ「何で貴方に愛想振りまかなきゃならないんですか」
ラフター「…誘った私が馬鹿だった!失礼する!(プンスカ)」
アンリ「赤い鼻取るの忘れてますよー」
クリスマスムードに乗せられ、ちょっとだけ歩み寄ろうとするもアンリと仲良くなんて永遠にできないと感じたラフター隊長でした…