気付いてる?
俺 、ホントは笑えてないよ?
君は幸せボケしてるのか
なんなのか知らないけど
俺と行った場所に
彼女と行くのに
場所の名前を覚えてないからって
どうして俺に聞く?
ちょっと調べれば
今のネット力なら
簡単に出てくるだろ。
それなのに君ときたら
何も考えず
何の悪気も無くさぁ。
それが俺にとって
どれだけ辛いことか
君には一生
解りそうにないね。
でもそれを
言ったらきっと君は
『お前が相棒でいよう
って言ったから』
そう言って
ふんぞり返る姿が見えるわ。
何でも打ち明けられる
仲になりたいけど
そうじゃないよ。
『別れても友達』って
そうやって新しい彼女
との思い出作りの為に
下見まがいのことに
俺を使うことじゃないよ。
『ただ愛してる』
なんて
やっぱり無理かな。
自分の理想と気持ちが
ここまで違うなら
ぐるぐるぐるぐる
ただ同じ道を
廻るだけだもの。
今の君にとって
俺はどんな存在かな。
都合のいい友達?
自分をよく知ってる知り合い?
もういいや。
辛いだけじゃないけど
失った物ばかり
数えるのはやめる。
慣れなきゃいけないんだよな。
どんなに手を伸ばしたって
半端な距離は一生縮まらないから。
縮まるどころか
遠くなるばかり。
何の連絡もなく
休みの日だって
もう遊べたりしないんだから。
あー
そうなんだ。
なんだかんだ言っても
ほぼ毎週遊んでたから
そんな日常が
当たり前になってて
離れた瞬間
『嗚呼、あれは特別な日常だったんだ』と
馬鹿みたいに今さら気付いて。
情けなくて
強くなりたくて
贖罪の日々を
ただアイツの『幸せ』を願って生きて。