話題:恋愛

わたしは人から好かれたいと思う一方で、特別な好意を持たれるとたちまち逃げだしたくなる癖があります。顔見知り程度の関係の時は気を楽にして話せるのに、「howさんの事がタイプだからもっと仲良くなりたい」とか「今度二人で出かけようよ」と想いを告げられると、なんとなく気持ち悪いような居心地の悪いような感じがして、自分から距離をとった事も多々ありました。　

あんなのお世辞に決まってるもの、向こうは何の意味もなく言っただけだよ、なんて自分に言い聞かせてみる事もしたりね。

じゃあ、もし素直に好意を受け取ったらどうなるんだろう？その相手ともっと会話を重ねて親密な関係になるでしょう。距離が縮まれば、その内にわたしの嫌な部分もたくさんたくさん目立ってくるに違いありません。その時、相手はまだわたしの事を好きでいてくれるでしょうか……。

結局のところ、わたしは幻滅される事を恐れているんですね。嫌われてしまうくらいなら、傷つく前に関係を終わらせちゃえ！って自分からシャッターを閉めてしまう。これは悪いこころの癖だと思います。まだ何も始まっていないのに先の先のそのまた先までをネガティブに考えて、一人で勝手に判断をくだしているわけですから。

例えばこうしたネットの場だと、わたしは最初から自分の欠点をさらした上でコミュニケーションをはかる事ができます。不登校だった事、引きこもりの事、心療内科へ通っている事、学習障害がある事、奨学金の返済がある事などなど自分で思うマイナス要素をあらかじめ書き出し、自分のこころを守っているんです。こんなブログにコメントを寄せてくれる方は、少なくとも上の要素をそんなに気にしない人たちだと分かるから。またわたしの方から交流をはかる場合も、良くも悪くも付き合う相手を選ぶ事ができます。

だけどリアルの場じゃなかなかそうは行きません。初対面でいきなり過去を語り出してもちょっとおかしな人になってしまうし……、お互い探り探り時間をかけて相手を知っていく必要がでてきます。たとえ昨日まで上手くいっていた仲でも「実はわたし○○なんだよね」と告白して、それっきり縁が終わる事だってありますよね。わたしが好意を持たれる事を恐れるのは、きっとそういうところが怖いからなんです。

とは言え、縁がなかったらそれはそれ、となんとか考えていきたいなあって。自分を開示していかないと始まるものも始まらないからね。あ、でも今は恋愛するつもりないですよ。自分の事だけで精一杯だから！