かくして
空腹はやまない。



いやいや、
真剣に生きてますけど。まいにち。















不安なまま毎日を過ごそうにも
うっかり吹き飛ぶ程に
ぬるい生活ですナ。






水曜日は仕事終わりに
彼氏ンち寄った。

晩ゴハン作って待ってくれてて
かなりびっくりした。
浮かれた。
野菜たくさんのクリームシチューと湯舟。
あたたまった。








昨日は2人で京都歩いてきた。

すこし雲ってて
桜も三分咲きくらいやったけど。


先斗町でお昼、
錦市場歩きながら
アップルパイと
黄身餡のパンと
牛肉の中華まん食べて、
カウンターの飲み屋で
焼牡蠣初めて食べた。熱い。
昼間っからビール呑んでた。彼。

頬っぺた赤くして
通り掛かりのパティスリで
試食もらったり。

千鳥足で手ぇ握ってくる横顔とか
笑ってしまった。うっかり。

グルニエドールで
ケーキたくさん買って、
豆乳のソフトクリームを彼が買うから
わたしは豆乳ドーナツ買って
少しずつ分け合って、
最後の一個を不本意に奪われて泣くわたしを
見て笑う彼は
憎々しい程に愛しくもあった。
と。
おもう。多分。
食べものの恨みは忘れないけどきっと。







また来ようとか言いながら
電車の中
長い帰り道を
ずっともたれあって寝たりして
どうにもひどく気持ちがいいもンで
なにもないのに酔う。わたし。





満たされてるなアなんて言って笑う。

あたまおかしくなる程に愛しくてどうしょもないなんておもう。

至極冷静なはずやのに、気付いたときにいつも浮かれてるのはわたし。

苦しい仕事の合間にうっかり思い出してしまったら、そこから止まない。

一切が。






明日も頑張ろうかなアなんておもう。

昨日彼と話した事のひとつですら、たいした日も過ごさないうちに忘れてしまうのだなアと思うといたたまれない程に悲しい。

彼が幸せならそれがいちばんか。
わたしも便乗出来るなら尚更か。






眠たいまいにちの
いくつかにさえ
そこにあるなんて言うから。








ずっと眠たいし
ずっと空腹で、
目的も欲求も底を尽く事なんてないねンもの。









ああア、

眠たいですね。



言いたい事を片っ端から忘れて
ごめん、
わたし





眠たい。