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この世界

見上げた空が
ゆっくりと動いている気がしました
私なのか雲なのか
分からないまま
風がしんしんとふいていました

あなたの背中が頭から離れない私は
ただのばかな妄想好きで
涙が出るなんて
考えもしなかった

あの日の天気は晴れでした
雲が太陽の光を注ぐ手伝いをしていました
私は部屋にいました
花を飾ると言ったベランダは
今は煙草の灰だらけになっていました


夢がみたいな
と 呟いてみました
この世界そのものの
小さな夢が見たかった

この世界そのものが
私の心を

少し 揺さぶって

この手の向こう側

この手の向こう側には
何が見えますか
万華鏡みたいにキラキラしていなくても
私はすごくすてきだと思います


冷めた目線が何より怖かった私は
いつも下を向いて道なんか確認もしなかった
ずるずるてひきずっているものが
なんなのかも知らずにいた

また同じ夢繰り返し
また同じ道歩いて
そんなことも気づかず
ふと手をひかれて前を見た

この手の向こう側が
光あふれる道だとしたら
私は歩くのでしょうか
眩しくて歩けないかも
この手の向こう側が
希望あふれる道だとしても
私は歩けない
そこに「ない」のなら


キオクをたどって向かった足先は
いつもの道とは少し違っていた
その時の私は
重りなど気にならなかった

「また下をむくの?」
「また目を背ける?」
そんなこと知らないよ
私はここにいたいんだ

この手の向こう側が
星空のようじゃなくても
私はこの道がいいよ
だって私には似合わない
この手の向こう側が
暗闇だとしても
私はこの道を選ぶ
あなたがいる道を選ぶ


この手の向こう側には
何が見えますか
あなたがいる道なら
私はすごく
すてきだと思います。

今日

あつい日差し
否定するかのような
冷たい風が吹き抜けた午後だった
気づかされた青い空に
今日は 始まりを告げた


小さなこと全部抱き締めて
歩むと誓ってから
どれだけたったのかな
明日が大きすぎて
鮮やかに 笑った


いつか微笑むだろうと
重なった手からにじみ出た
色達が
優しくもないこんな世間に
歯向かってやろうかと
大声をだす準備をした

記憶の灯り

見つけた 灯りが
遠い記憶の中で
知らなかったように
笑って通りすぎた

静けさが嫌いな
私によく似ていた
あの夢の中
ぼんやり聴こえてた

手を伸ばし 囁く
「あなたは知っていたの?」
私の居場所が 見つからない

気まぐれなままに
通り過ぎていた


あの灯りが メッセージなら
私は立ち止まっていたのかな
伸ばした手からこぼれた
灰のような 記憶に

優しさがどうにも
慣れない私にあなたは
「優しいね」
と 呟いた

そんなあなたが きらい


抱き締めた 腕から
今を生きたいと
願った


そんなあなたが


やっぱり きらい

オモイウタ

あの時 私 思いました
太陽もお月様も
照らして影を作ってた
水も風も
撫でては跳ねていた

君が言った言葉は
どう考えても馬鹿げていた
あなたが言った言葉は
なんだか少し怖かった

彼が言った言葉は
わたしにはとてもおおきかった



あの時 わたし 思いました
ありがとうって伝えたいって

思いました
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