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二人きりの四畳半(ケンケン)

ケンジさん1P×2Pな感じの話です。

1P:宮沢賢治
2P:宮沢春実

従弟な二人で、コミュ障でケンジさん以外とはまともに話せないハルミちゃんな感じの設定。
きちんと設定上げるか分からないので、とりあえず軽くそれだけ説明を。

2P設定に抵抗がない方は、どうぞ下記からお進みください。
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熱(神K)

疲れた、と思うときがないわけじゃない。

人間だし、と続けて思ってから間を空けずに無性に笑いたくなる。

なるほど、自分は人間だ。どうしようもないまでに。

いくら足掻いたってこの事実は変わらないし、変わったとして多分その自分は自分じゃない。


そうやって妙なことを考えるときは、大抵体調が悪いとき。

体調が悪くたってなんだって仕事はあるから、その辺の不満諸々変などろどろになって、家に着く頃にはもうボロボロ。

前まではそうなっても一人だったから、なんともなかったんだが、困ったことに今家には自分以外の誰かがいる。

誰か、なんてもんじゃない、あいつ。

せっかくいるんだから、使わないと損。めいっぱい甘えてやろう。


「どしたん」
「多分、風邪」
「熱は?」
「あるよ」


多分ね。計ってないけど。あるよ、なかったらおかしい。だって怠いししんどいし、何もしたくなくて終わりたくなる。

こんなふうになるのは、風邪を引いてるから。熱があるから。

だから、それが治ったら元通り。綺麗さっぱり何もかもがいつも通り。

だから、お前も忘れろよ。俺が、こんなになってること。こんなになるんだってこと。


「食いたいもんある?」
「ラーメン」


だから、今はただ甘えさせてくれ。愛しい神様。

神様に愛される誰もが嫉妬するような立ち位置にいるくせに、今日も俺はこんなにも不完全だ。

不完全で、だから甘えさせてくれよ。俺にはお前しかいないんだ。

盲目で、あいつしか映さない瞳に映るのは、満足げなあいつ。


「愛してる」
「俺も愛してるよ」


ああ、なんて馬鹿げてる!





























――――――――――

ケータイの下書きに埋まってたやつを、掘り起こしてきました。

書き上げたのに上げなかった何か理由があった気がするんですが、それを忘れたのでまあ多分大丈夫。

神Kは好きだよ。いつまでも。

小ネタ(ヒグケンヒグ)

ヒグ「この前、遊園地的なとこ行きたいよなーって話が出てさ」

ケン「うん」

ヒグ「まあ、最近行ってねぇし、久しぶりに行きたいは行きたいなーってなったから、行きたいよなーって話してたんだけど」

ケン「その場の話だけで終わらせるつもりが、本気にしてた人がいて、いつの間にか行くことになってた、かい?」

ヒグ「………お前、あん時いたっけ…?」

ケン「おや、合ってたんだね」

ヒグ「あー……まぁいいや……で、話なんだけど」

ケン「僕は行かないよ」

ヒグ「まだ誘ってねぇよ!」

ケン「誘うつもりだったんだろう」

ヒグ「いや、まぁ、そう、だけど……」

ケン「君ねぇ、自分があまり乗り気じゃないからって、周りを巻き込まないでくれよ」

ヒグ「いや、そーいうんじゃ、なくて」

ケン「なくて?」

ヒグ「いや……普通に、お前と行きたいなーって、いう」

ケン「………君ねぇ、そういう事は、二人きりで行く時に言いなよね」

ヒグ「お前、二人きりとかだったら絶対行かないって言うじゃねぇか」

ケン「………そうでもないけど」

ヒグ「え」

ケン「複数人でも行かないって言うし」

ヒグ「そっちかよ!!」

ケン「うん、うん……まあ、行く、けど……僕、あんまり乗り物強くないよ」

ヒグ「無理して乗らなくていいって。他のヤツが乗ってる間、俺らは待ってりゃいいんだし」

ケン「別に、僕に付き合わなくても」

ヒグ「お前と一緒に行きたくて、お前と一緒にいたいんだっつの」

ケン「………ヒグラシくん」

ヒグ「……なんだよ」

ケン「顔赤くしないでその台詞言えたら、かっこよかったのにね」

ヒグ「………うっせ」

ケン「ふふ………ああ、そういえば、面子っていつも君が一緒にいる子たちかい?」

ヒグ「え?あ、まあ、そうだけど」

ケン「男だらけだね」

ヒグ「そうなるな」

ケン「むさいね」

ヒグ「言ってやるな」

ケン「男だらけの遊園地」

ヒグ「言ってやるなって」

ケン「みんな、彼女とかいないのかな」

ヒグ「言ってやるなってば」

ケン「そんな空間に僕を連れていく君」

ヒグ「まさか誰もお前が彼女とは思わねぇから、厭味にもならねーだろ」

ケン「ちょっと待ってよ。僕が彼女なの?君じゃないの?」

ヒグ「彼氏でいたいなら、彼氏らしいこと少しはしろよ」

ケン「例えば?」

ヒグ「え?あ、なんか奢る、とか?」

ケン「ヒグラシくんってほんと彼氏だね!遊園地行くお金払ってくれるの?ありがとう!」

ヒグ「あ、てめっ!都合のいいときだけ!」

ケン「ほら、僕、彼女だから。彼氏じゃないから」

ヒグ「………お前、プライドとかないの」

ケン「プライドでご飯は食べられないよ」

ヒグ「おまっ、飯まで奢らせる気かよ!そこまでは奢らねぇからな!!」

ケン「えー、ヒグラシくんかっこいいー。惚れ直しちゃうー」

ヒグ「せめてもうちょっと心込めて言えよ!」



























――――――――――

なんだかんだでいちゃつく二人。

他の人とは距離を置くくせにヒグラシくんには遠慮がないケンジさんと、文句言いつつそれがちょっと嬉しいヒグラシくん。

この二人がくだらない会話してるだけで愛おしい。

リュータさんなう(ハヤリュ・替え歌)

リンちゃんなうを聞いてたら変換してしまったパート2

ナオキと違って可愛らしさより怖さが先にきそうなハヤト。

追記から替え歌入りますー。
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ケンジさんなう(エーケン・替え歌)

はやりのリンちゃんなうが普通に好きで聞いてたら、うっかり変換したあげく深夜に一気にメモ帳にまとめてしまったので、もったいない精神で上げます。

あんまり滑舌よくもないのに頑張って歌ってるナオキ可愛い。

原曲は是非25動でご視聴して頂ければとー。

追記から替え歌入ります。
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