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魔物を狩る者4「力の解放」

「あーあ、つまらないね」

赤い死神と言われるこの復讐者は少し大きな石の上で座り込んで本当につまらなそうにしていた。

「あの時会った魔装使いを探してみるのも一興かもね・・・」

キィン!

「ええ、解ってます、私の任務は小城を後一箇所破壊すれば良いだけです・・・でも、退屈で」

一人でブツブツと言い続ける。

「・・・・・解りました、では、魔装使い達は彼に任せて私は移動します」

立ち上がって、歩き出す。

「まったく、王は何であんな奴を奴等等にぶつけるのかわからない」

とある洞窟で王は命令を出していた。

「貴様に命ずる、新たに現れた魔装使いを消して来い」

「・・・手段はどうされますか?」

「そうだな、お前の好きにすれば良い・・・開放も許可する」

「わかりました」

命令を受けた者は後ろへ下がった。

「良いのかい?」

「レイヴンか・・・我の下したことに対して不服か?」

「いえ、彼は少々暴れが過ぎるので」

「ふんっ・・・手は既に打っておるのだろう?」

鼻で笑い言った。

「ええ、もしもの場合は・・・」

そして、洞窟の入口。

「そんじゃあ・・・久々の狩りを始めるか・・・!」

移動を開始。

シャルロットとセレナとガーディアンはまだ修行の最中だった。

「やあああっ!」

「ハァアアアッ!!」

回数を重ねるごとに連携は出来てきたが、力は引き出せてはいなかった。

(・・・やはり、少し手ぬるいか?)

そう思い、ガーディアンは避けつつこう言う。

「今から剣を抜く・・・最初は連携からと思っていたが意外と早かったので次へと進むぞ」

「ええ、解ったわ、・・・その前に剣を抜くということは攻撃するってことでいいのよね?」

「勿論だ」

「・・・」

セレナはゴクリッと息をのんだ。

「では、始めよう・・・倒す気で来なければ怪我はするかもしれんがな」

「わかってるわ、そうじゃないとね」

「うん!」

「では、行くぞ・・?」

少し離れた場所からガーディアンはシャルロットの目の前に来た。

「くっ!」

この初撃はなんとか受け流す。

「せいっ!」

受け流しつつ、ガーディアンの周りを回って刃を横に振った。

その場でガーディアンはしゃがみ込んで避けて直ぐに自分を狙っているセレナへと移動。

「やあっ!」

五発を発砲。

キンキンッ!キュィン!

全弾を剣で弾きつつスピードを落とさず向かって行く。

「だが、後ろにいるのも解っている!」

その場で背後の上から斬りかかるシャルロットへ跳んで方向を変えた。

「でも、私が囮だったりして!」

「なるほど、確かに空中では避けようがないな」

「そういうことです!」

「セレナ!」

数発ガーディアンへ向けて発砲した。

「だが、予想の範囲内だ」

その場で自分に当たりそうな弾丸を弾いていく。

「うそっ!?」

「連携は信じ合えばこそ出来るものだ、だったらこういうやり方も信頼すればこそ出来ることだ」

「失敗はしたけど、まだ手はある!」

ダンッ!

低い姿勢で突撃。

セレナはガーディアンの左右へと弾丸を放った。

「退路を断って、正面から討つか・・・来い」

「でりゃあああああああ!!!」

ギィィィン!!

刃と刃が勢い良くぶつかりぶつかった箇所で激しく火花が散った。

前髪を切らねば・・

おはこんばんちは、さっつんです。

久々に書きものではなく日記です!

今日は夕方から家族と映画を見に行きました。

兄弟は一人でだったんだけど俺は・・・親父の付き添い(?)で親父が若い頃見てた刑事ものの映画を公開日の30日に観てきました。

でも、映画館に着いた時間は19時過ぎくらいで兄弟の映画は20時10分からの「信長協奏曲」だったからチケットを取ってて列にもなってなかったので俺も今のうちに取ろうと行きました。

チケットをゲット後は適当にぶらついて、21時くらいに劇場内に戻りました。 

いやはや・・・21時15分からだったからスゲェ歩きまわったり休憩がてら缶のカフェオレを飲んだりしてました!

始まってみると結婚式場などのCMが最初は多く流れてましたわー・・・

そういや、CMの最中に何故か小学校3年位で仲が良かった(?)女子が俺を見ながら「告白されたらOKするのに〜」とか意味不明なこと言ってたのを思い出したんだが、俺に恋愛相談でもしたかったんだろうか?

まあ、その子とは3年から4年に上がった時に別々のクラスになったこともあったしで話すこともなく連絡とかもせずいるが・・・いやぁ、懐かしい。

その子とはアニメの話とかで盛り上がってた記憶があるなぁ(=ワ=

おっと、話がそれてしまった!

映画の内容はお伝え出来ませんが、刑事ものはやっぱりドキドキワクワクしますね!!?(^ワ^

ハッ!!映画のタイトルをお伝えするのを忘れていた!!!

今回観た映画は「さらば あぶない刑事」です!!

しかし、来週の土曜日にはいよいよ最終章の映画「コードギアス 亡国のアキト 愛シキモノタチヘ」が公開なので早起きで行く予定です。

バスに乗車しての移動なのですよ!!

いや〜楽しみだ〜!!!

それでは、またね!(^w^)ノシ

魔物を狩る者3「赤い死神」続き(4)

特訓のためと更に被害を出すためにはいかないのでその日のうちに村を出た。

「休憩をはさみながらもこうやって歩き続けて三日経つけど・・・修行は良いの?」

シャルロットは前を歩くガーディアンに問う。

「もう始まってる」

「そうなの?」

「ああ、・・・ココなら大丈夫だな」

山を登り山頂についた所でガーディアンは止まった。

「二人で俺に向かって攻撃をするんだ」

「え?!」

「ちょっと、本気で言ってるの?」

「ああ、それから俺は攻撃は一切しない」

「わかった」

セレナも渋々ながら了承し、武装する。 

「じゃあ行くわよ!?」

刀を勢い良く抜いて突っ込む。

「あわわっ!」

いきなり突っ込む姉に驚きつつも援護射撃。

飛んで来る弾丸を最小限の動きで回避。

「もらった!」

シャルロットは背後を取った。

ガキィン!

何も無いところで刃が防がれた。

「攻撃はしないと言ったが、防御をしないとは言っていない」

「こんなものぉおおおおお!!!」

更に力を込めたが斬れない。

「姉さん!」

移動しつつ姉に当たらない方向から撃つ。

「・・・・・」

銃弾に向けて右手を向けた。

「凍てつけ」

ピキッ!

弾丸は掌に当たる前に凍ってスピードが弱まりその場に落下。

「なっ!?」

「弾丸が凍った!?」

二人は驚いた。

接近していたシャルロットも一度距離を離した。

「・・・ちょっと聞きたいんだけど」

「なんだ?」

「なんでそんなことが出来るのよ?」

「・・・俺だけではないさ、オリジナルのナイトアーマーを持った者なら鍛錬次第で誰でも出来る」

「オリジナル・・?」

「じゃあ騎士団全員が使えるんですか?」

「いや、騎士団でも使える者はいるが・・・少数だ」

「じゃあ私が倒したのって何よ?」

「アレはオリジナルを研究して造られた模造品だよ・・・さてと、修行を再開しよう」

三人がいる山から遠方に小城があった。

「なに?小城が一つ陥落したと?」

報告に来た一般兵に小城の主が聞き直す。

「ハッ!調査隊によるとナイトアーマーも全機破壊されていたようです!」

「まったく、平和になったと思いきや物騒だな・・・」

そこへ別の一般兵がやってきた。

「隊長!」

「今度はなんだ?」

「隊長の首を取りに来たと怪しい女がおりまして・・・いかがされますか?」

「私の首か・・・面白い女だな?面白い、私が直々に処断しよう」

小城の主は座っていた椅子からおろしていた腰を上げて門へと歩く。

「・・・・・」

数分後・・・小城の主は武器を片手に門へと姿を表した。

「私の首が欲しいのは貴様か?」

「ええ、悪いけど貴方には消えていただくわ・・」

「面白い、丸腰でどうこの数を相手にする?」

「試してみる?」

「やれやれ、呆れた女だ・・・死して己の行為をあの世で悔いるが良い!!」

多くの一般兵が女へと斬りかかった。

「目覚めよ」

カッ!

「なんだ!?」

ズバッ!

「こ、これは・・・?!」

目の前に光が放たれた後、目の前には斬りかかった兵士が倒れていた。

「じゃあ次は貴方ね?」

「こ、この!!バケモノがあああああ!!!」

一般兵士を倒した女の姿は人間の姿はしておらず、小城の主が言うような化け物の姿をしていた。

「ハイハイ、じゃあね〜」

ズバッ!

「隊長−!!!」

増援が来た頃には隊長の屍を片足で踏む人間に戻った女が居た。

「貴様−!!!」

増援に来た兵士も次々と斬りかかるもすぐに倒されてしまい・・この小城は陥落した。

生き残りの兵は「赤い死神から逃げないと!!」と連絡を受けて救助に来た衛生兵に言ったのだった。

次回
第4話『力の開放』へ続く。

魔物を狩る者3「赤い死神」続き(3)

シャルロットを排除しようと刃を向けた者の腕が斬られた。

復讐者は掴んでいたシャルロットの首を離して後退する。

「ハァ・・・次から次へとメンドーねー?」

「大丈夫か?」

咳き込むシャルロットに訊く。

「なん、とか・・・」

「そうか」

少しだけだが、一安心する。

「・・・ハァ、コッチはちょっと手強そう?」

ゴポッ!

斬った筈の腕が再生した。

「う、嘘!?」

「なんで・・・!!?」

「怪物を操ったり、再生能力を持っているとなれば・・・貴様は」

「あら?正体気づいたんだ?」

シャルロットとセレナは驚きながらガーディアンを見た。

「良いわ・・・ご褒美に切り刻んであげる」

復讐者は笑みを浮かべながら腰の鞘に納めていた剣へと手を伸ばす。

剣の柄を掴んで抜こうとするが・・何者かが突然現れて静止する。

「・・・なにか用?」

「今はその時ではない」

「・・・・・わかった」

抜きかけの剣を鞘に戻す。

「・・・・・」

黙って二人の行動を見ている三人。

「では、行くぞ?」

「アレは良いの?」

「・・・ああ、今は優先することがある」

「はいはい」

二人は歩いてその場を去った。

「大丈夫か?二人共」

「は、はい」

「なんで逃がしたのよ?!」

「・・・・・」

「黙ってないで何か!」

「姉さん、きっと私達を守ってたからだよ」

セレナに言われシャルロットは自覚した。

ただ、自分でも戦えることに喜んで舞い上がっていたと。

「ガーディアン、お願いがあるの」

「・・・なんだ?」

「私に戦い方を教えて!」

「私からもお願いします!」

ガーディアンは二人の真剣な顔を見て首を縦に小さく頷いた。

村はずれの森。

「追ってくる気配もない、か・・・」

「当然だな、こちらは二人だ」

「それで・・次の仕事は何?」

「どこでも良い・・・小城を三箇所破壊しろとのことだ、昔のようにナイトアーマーがいるらしいが我々が眠る前のモノは無いらしい」

「わかった」

小城を破壊するため赤い髪の女は移動を再開する。

「さてと、向かったことを知らせるために戻るか」

森の影に消えた。

魔物を狩る者3「赤い死神」続き(2)

怪物は叫び声を上げながら降下した。

「終わりです」

怪物に銃口を向けてトリガーを引こうとした瞬間だ。

「へぇ〜?魔装使いか・・・懐かしいね」

「誰ですか?」

「おっと、失礼・・・我々は人間に復讐するために地獄から戻った復讐者さ」

「・・・では、この怪物は貴女が?」

「そうだけど?」

セレナは少し考え始めた、敵は一人と一体だ。

怪物はまだダメージで動きが鈍いが、復讐者にはスキが無かった。

「あのさ、考えるのは良いけど・・・少し考え過ぎじゃない?背中がガラ空きだよ〜?」

「ッ!?」

後ろへ直ぐに銃口を向けた。

だが、誰もいない。

「まだまだだったね?」

「ガァアアアアアアアア!!!」

怪物が鋭い爪をセレナへ向けて振り下ろす。


ザシュッ!!


「・・・・・へぇ?」

「グギャァアアアアアア!!!?」

ドサッ!

怪物は右腕を下から上へと放たれた刃によって切り飛ばされ再び叫びだした。

「・・・私の妹に何をしようとした?」

「今度の奴も魔装使いか」

「グルルルッ!!」

怪物は口を大きく開けて、炎の弾を放った。

「セレナ、銃でアレ壊せる?」

「大丈夫」

「わかった!」

ダンッ!

シャルロットはその場で姿勢を低くしつつ怪物へ向かう。

セレナは炎の弾を破壊し、怪物が 移動しないよう援護する。

「へぇ〜」

復讐者は自分で放った怪物を助けるではなく面白そうに怪物を倒そうとする姉妹を興味津々に見た。

「せいっ!」

「グギャアアアアア!!」

縦に真っ二つに一刀両断した。

絶命した怪物は消えて行く・・。

「セレナ、あの人・・・誰?」

「怪物を操ってた人で、自身を復讐者って」

「そっか・・・じゃあ倒さないとね!」

「ちょ、姉さん!!?」

セレナが止める暇もないくらいに素早く斬りかかる。

横殴りに振った。

「ハァアアア!!」

「良い殺気ね、人間?」

「チィッ!」

上へ飛んで避けた復讐者へシャルロットは舌打ちしつつも二撃目を繰り出す。

「おっと」

キィン!

ギチギチギチッ!

「まだまだ・・・力不足ね」

「クッ!」

「あーあ、つまんない子ね・・・」

受けていた右手の短剣でシャルロットの刃を力だけで弾いて、左手で首を掴んだ。

「グッ!?」

「姉さん!!」

「魔装使いとしては未熟過ぎるけど、危険分子は早めに排除しないと」

短剣を今度は逆手に持ち直し、振った。

「じゃあね」

ザンッ!
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