一年前に欲しくて欲しくて
仕方がなかったものが
突然手に入って
一瞬で消えた


特別すぎたあの笑顔が
あたしだけに笑う

触れたかったあの手で
あたしの顔を撫で手を握る

大好きだったあの目で
あたしをじっと見る


幸せだった
嬉しかった
夢かと疑った
時が止まればいいと
心底願った


もう会えないかもしれない
連絡もこないかもしれない


彼の中であの日が
少しでも残ればいい



後悔はない