好きすぎて
幸せすぎて
切なすぎて
苦しすぎて
全ての感情と
今までの我慢が
どうにも抑えられなくて
泣けてしまった
溢れた涙を
笑うしかなかった
君はごめんと言った
違う、
そんな言葉はいらないから
どうか
この涙が持つ意味を
わかってほしい
話題:涙の理由
誰よりも近くにいるのに
触れているのに
繋がっているのに
なぜだか君は遠いまま
あの頃からの距離は
近付くことも遠退くこともなく
ずっと、そのままで
あたしに触れる君は
ただただ優しくて
愛に溢れているかのような
その言葉達を
信じてしまいたくて
会えなかった日々を
足りない君の気持ちを
二人のこの距離を
埋めたくて
君を強く強く抱き締めた
部屋から出るとついてくる
「どうしたんですか?」
『いなくなると思って』
どうしてそんなに
不安そうな顔をするの
あたしのセリフでしょう
『髪、一緒に乾かしてあげる』
ドライヤーを片手に
あたしの髪を優しく撫でる
『食べるー?』
チョコパフェを
何度も口に運んでくれる
『ちょっとこっちおいで』
そばに行くと
腕と布団であたしを包み込む
ひとつひとつの行動に
いちいちときめくあたしは
なんて単純で愚かなのだろう
彼はきっと今しか見ていない
他に好きな人ができた って
あたしを好きだと思ってた って
そう言ってフラれたのに
結局そのことについては
聞けなかった
知るのがこわかった
知りたくなかった
あの時に
彼の口が
あたしを好きだと言ったから
もうそれでいいと思った
あぁ、
今しか見ていないのはあたしか、
「動物園行きたいなー」
あたしは何の気なしに
ぽつりと呟いた
『今行ったら暑いよ
秋になったらいこう?』
一緒に行こうという意味で
言ったわけではなかったのに
そう答えてくれたのが嬉しかった
途端に出そうになった
言葉を飲み込む
¨季節が変わっても
そばにいてくれるの?¨
その答えは
自分で確かめることにする
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