Scene6:隣同士が一番自然
見習い騎士@城内食堂
「お、フレン。一緒していいか?」
「やぁユーリ。勿論だよ、どうぞ」
「さんきゅ」
「演習お疲れ。相変わらず盾を使うのは苦手みたいだな」
「攻防一体なんだよ俺は。剣一本ありゃ十分」
「魔法も元から使う気ないみたいだし」
「詠唱してる時間が勿体ないだろ」
「騎士は戦うだけじゃなくて守るのも仕事だよ、ユーリ」
「それはフレンに任せるわ。お前の事は俺が守るから」
「……君は本当に騎士が似合わないな。見た目的にも」
「………ほっとけ」
「第一、食事くらいはしっかり摂れよ。なんでそう、デザート系ばかりなんだ君のトレイは!許せない…」
「夜はちゃんと食ってるよ…っておいコラ!勝手に人のクレープに謎のグミをねじ込むな!!」
「食事は三回栄養は偏りなく摂るべきだよユーリ。ほら、」
「………………なんだよ?」
「マーボーカレー」
「いや、そうじゃなくて……目の前に突き出されたスプーンを俺はどうすれば」
「口を開けてくれれば突っ込むよ^^」
「そこまでして俺に食わせたいのかお前…;」
同期騎士A「……なぁ、何であいつらってこのガラガラの食堂でわざわざ隣同士にすわってハイあーんVvみたいな事してんの…?」
同期騎士B「それが幼馴染みの日常だからさ…」
とりあえず新米騎士時代はお互い色々自重出来てないと思うよ!若いって罪だね!/(^O^)\
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Scene5:狼まであと何秒?
「なぁフレン、あの祭りまであと何秒だ?」
「祭り?何のだい?」
「あれだよほら、来月末にある………魔物とカボチャの異種格闘技戦、みたいな」
「ハロウィンの事かな。ていうか秒単位!?」
「さっきテッドの奴に聞かれたんだよ」
「あはは。子供ってよく言うよね、何時何分何十秒ーって。よほど楽しみなんだなぁテッド」
「俺も楽しみ。主にフレンへの悪戯的な意味で」
「っ!?……手作りお菓子あげるから勘弁してくれ」
「お前のお菓子は最終兵器だから却下します^^」
「俺も今年はガキ共と一緒に仮装するかなー。吸血鬼に狼男に…アドリブ大魔王?」
「君は素でオオカミじゃないか…」
「はは、言い得て妙だな。予行練習がまだ足りないけどー」
「うわっ!ちょ、ユーリ!?か、噛むなっ………ぁ、んん…っ、」
「 ^p^ 」
「………っもう、君って奴は!//」
「なんせオオカミですから?」
「………分かった。僕はハロウィンまでに駄犬の去勢を帝国法に盛り込む事にする」
「え?」
/(^O^)\
オオカミユーリとハンターフレンの攻防。
Scene1:誰にでもスキだらけ
「フレン、覚悟!とぉ!」
「わっ、え?エステリーゼ様?何ですかこのウサギ耳は!?」
「うふふ、可愛いですフレンVv」
「はぁ……、(困った…)」
「そこの騎士、ちょっと試し撃ちさせなさい!にゃーん!!ゴルドカ…」
「ちょ、リタ=モルディオ!やめなさい逃げて隊長ーーっ!!」
「ウィチル?…うわぁぁあぁあっ!!?」
にゃーん☆
「フレンちゃーん、えいっ★」
「その声は……レイヴンさんですか?あの、真っ暗なんですが…」
「篭かぶせちゃったからねん♪どうしよ、おっさんこのままお持ち帰りしちゃおっかな〜」
「え?ちょ、抱き上げないで下さい!//」
「あらフレン。失礼、よそ見しててぶつかってしまったわ」
「こんにちはジュディス。怪我をしないよう気をつけて」
「ええ、有難う^^」
「………あの、隊長。マントに何かぬいぐるみみたいな物が…」
「あっフレン!ちょっとしゃがんで!」
「やあカロル。えと、これは…?」
「リボン(女装用)!」
「(このあと僕はどうすれば…)」
「フレン、かぁぁぁくごぉぉお!!!」
「!?甘いよユーリ!(サッ」
「チッ、なんで避けんだよ!他の奴らには隙だらけのくせに…」
「あはは、嫌だな。僕が君の気配に気付かない訳ないだろう?」
「…………っ!!//」
とりあえずフレン最強/(^O^)\
★無防備な君に恋する5題
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