体内のヒアルロン酸の量は乳児の頃が最大で、30代以後は急速に減少していき、40代の頃には乳児の時期と比較すると、約5割程度に落ちてしまい、60歳を過ぎるととても少なくなってしまいます。
体内の各部位においては、途切れることなく生体内酵素によるコラーゲンの分解とタイムリーな再合成が重ねられています。年齢を重ねると、この均衡が失われ、分解の比率の方が増えることになります。
セラミドを食材やサプリなどの内部からと、美肌効果のある化粧品などの外部から摂るということで、上手く健全な肌へと向かわせることが可能であるのではないかと思われています。
美白ケアの場合に、保湿のことが肝心であるというのにはそれなりの理由が存在するのです。それは要するに、「乾燥したことによってダメージを受けてしまった肌は、紫外線からの攻撃を受けてしまいやすい」からです。
皮膚の一番表面にある表皮には、ケラチンという硬いタンパク質より作られた角質層と呼ばれる一種の膜が存在します。この角質層部分の角質細胞の隙間に存在するのが「セラミド」という名の細胞間脂質の主成分です。