以下、男主人公で某少女の憂鬱的な朝比奈さん連載夢です。
ちょっちエ口入るので苦手な方は閲覧をお控え下さい。
gdgd連載になるかもです。
それでも宜しければ。
ピピピピ…と携帯電話の目覚まし音が耳元で鳴り響く。
まだまともに開きそうにない目をそのままにして、手探りで電話を探しあて電源を切る。
(あぁ、今日もまた遅刻かな…。)
そう思ったら、なんだか学校に行くのが急に馬鹿らしくなってしまった。
今日の授業科目をまだ覚醒しきってない頭をフル回転させて思い出す。
たしか、今日は3時限目に化学があった筈だ。
……正直、行きたくない。
ベッドで寝返りをうつ。
俺を起こしに来る人なんていないから、多分このままだと昼まで寝っぱなしになってしまうだろう。
そして、適当にコンビ二に行っておにぎりやらサンドイッチやらミルクティーやらを買って、昼ドラを見てまたゴロゴロするという、典型的な二ート生活になってしまう筈だ。
家族が居た頃はどうだっただろう、と思ったけれど、残念ながら今の俺には特に思い出せることはなかった。
(……なんだかなぁ。)
考えれば考える程暗い内容になってしまうのは何故なんだろう。これなら、やはり学校に行った方が良いのかもしれない。
(でもなぁ…化学がなあ。)
「他は特に嫌いな教科なかった気するけど……って、あっ!」
俺は慌てて飛び起きた。アイロンはかかってないけれど洗濯したてのワイシャツを羽織り、トランクスを履き替え、1分足らずで歯磨きを終える。
(だって今日は、)
選択教科の授業で、あの娘の隣りに座れる大切な日だ。
駅に着き、いつもより2本遅い電車に乗ってからやっと一息ついた。
イヤホンで音楽を聴きながら友達にメールを送る。
『今から学校行くわ。』
返信は、2分かからずに来た。(コイツ、授業中にケータイ使ってやがるな……。)
『今からかよ!ってか今日化学あんのに珍しくないか?』
『今日は選択授業あんだろ。』
『あー、お前確か好きな子の近くの席になれたんだっけ。…健気なヤツ』
そこまで会話した所で、電車は駅についた。
俺はケータイを閉じると無造作にポケットに入れ、また音楽を聴きながら少し早足で学校へと向かった。
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完璧自己満なので、いつか削除するかもです(;´∀`)