スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

夕方。

『まだ
ここは、処女なの』

あの娘は、そう言って
耳たぶを 触った。

白くて 小さくて
フニャフニャしてて
そこだけ
幼さを 感じる その耳たぶ。
穴は開いてない、耳たぶ処女。


=ねぇ 私の初めての人、
誰だか分かる?

=ううん、わからない

=ふふふ、私のお兄ちゃん


制服から伸びる脚、
僕を誘惑する、

眩暈がする、
いけない眩暈がする。


彼女が笑う理由が分かるんだ
ほんとは笑いたいわけじゃないのにさぁ
笑うしかないんだろ
知ってるよ
僕、ずっと
君が嘘っぽく笑うの見てたから


バイト先で出会った
3つ年下の女の子。


彼女は耳たぶ処女。

=開けないの?

=迷ってるの。

=開けてあげようか?

=ううん、あなたには頼まない。


制服のリボン、ほどけかけてる

いけない眩暈。


今は僕の部屋だし
押し倒せば きっと、
きっと、きっと、、、

なんて考えたけど
やっぱり 彼女には勝てそうにないなぁ



=じゃあ 一生開けないで

= 何 それ

あははって大きく笑うから
僕は少し切なくなった。



 
前の記事へ 次の記事へ