話題:今日見た夢
今度は戦闘パートメインな感じに出てきたよ。組織のトップが本部に来たんで話が動いた感じだったが、変なところがリアル。



あれから鼎は完全回復。蔦沼の言う通り、あの日から2日休んだらびっくりするくらいに回復した。
数日ぶりに姿を見せた鼎に対して仲間達は迎える。鼎は本部に長官がいることに驚いた。


「蔦沼長官…なんで本部に」

「本部にいるのは一時的になるかはわからないけど、敵の標的は首都圏に変わった。紀柳院の対の刀の分析もしてたんだ。宇崎からヘルプされてね〜」


蔦沼は鼎に対の刀を返した。刀を受けとる。なんともない。
「この対の刀は絶妙なバランスで保たれていることがわかった。発動時、片方が強すぎても弱すぎても負荷がかなりかかることもわかったんだよ。浄化型は発動強化に向いてない。逆に発動強化させるなら超攻撃型だけに限られる。紀柳院の不調は対の刀のバランス崩壊によるものだったんだよ。大丈夫、対の刀は裏切ってはいない。主には忠実だ」


少ししてから篝が研究室に現れた。鼎に謝る。

「悪気はなかったんだ。だけどこんなことになるなんて…本当に悪かった」
「いいんだよ」
鼎の声は優しい。篝は仮面の隊員である鼎に対する見方が変わりかけていた。


ゼルフェノアトップの蔦沼長官が本部に来たことにより、組織全体の禹螢の勢力に対する動きが活発化。
司令室では宇崎と蔦沼が何やら話してる。


「禹螢に対抗出来うる晴斗の剣・鼎の対の刀以外の第3の例外なんて初めて聞きましたよ!?一体誰なんですか?」
蔦沼はとぼけた風に答える。

「支部にいるじゃないか」
「…支部?」
宇崎はピンと来ていない。

「彼がいるじゃないか。甲錣鋼(こうてつはがね)が」


「鋼が!?いや…確かに鋼の分身はロボットみたいなものですが…禹螢に対抗出来るのかよ!?」
「宇崎は知らないんだよね〜。鋼のあの機械じかけの分身を設計・製作したのは僕なのだが」

ちょっと待て!?初耳だぞ!?あの鋼(分身)の戦闘スキルは長官の義手に似ているとは感じていたが…。
鋼本体は重度の障害持ちだが、動かない右腕のリハビリはなんとかやれているとは聞いた。

そんなやつがなぜ第3の例外に!?鋼の分身は遠隔操作の高性能の戦闘用ロボットのようなものだ。
長官が製作したとなれば、ゼルフェノアの科学技術の塊のような存在でもある。


「今頃鋼は支部から本部に向かっているから。彼のために部屋、開けておいてね。鋼のコントロールルームとして使うから。鋼は1人じゃ動けないから支部から仁科と囃も来るぞ。囃は行きたがってたから、彼はおまけ。暁と囃は相性いいからちょうどいいだろ?」
「囃も来るんですか!?」
「あいつは支部では指折りの実力者だ。暁に刺激を与えるにはいいじゃない」


埼玉県某所。禹螢はニヤニヤしながら紫色の小さな球体を投げ→魔禍獣を出現させる。巨大なクモ型魔禍獣。
辺り一面パニックに。クモ型怪人は辺り一面に糸を吐く。


禹螢はその光景を嬉しそうに眺めながら、異空間へと消えた。
「次はどう出るかな?ゼルフェノア」


本部のアラートが鳴る。宇崎は急いでモニターを回した。埼玉県某所にクモ型魔禍獣が暴れている。
蔦沼はいきなり席を立つと、こんなことを宇崎に告げた。

「今度の魔禍獣戦、僕主体でやってもいいかい?選抜メンバーも僕が決めるから宇崎は黙って見てな」


この言葉に宇崎はじわりと汗が出た。蔦沼無双が来るっ…!
魔禍獣という巨大な敵相手に実力を試したいんだ、この人は。あの義手はいつもの義手とは少し違っていたが…。


支部の3人は組織の飛行機で本部付近の飛行場へと向かっている。飛行場到着後、組織の車で迎えが来る。

鋼の生身の本体は席に座っていたが、機械じかけの分身は移動中電源を切られ布を巻かれ荷物扱いになっている。


鋼は本部に行ったことがない。
鋼の肌は日光に弱いため、鋼の席の周りには暗幕で仕切られている。仁科は見えない鋼に声を掛ける。


「鋼、お前…大丈夫か?本部までもう少しだよ」
「緊張する…」
「鋼、麻痺した右腕はあれからどうなったんだ?」
囃は聞いてる。
「まだまだかかるけど、少しだけ動くようになった…」
「すごいじゃんか」
囃は嬉しそう。


「本部には紀柳院がいるからね。彼女も色々と大変みたいだが、鋼とは似た者同士で気が合うみたいだから大丈夫じゃないかな」
仁科がさらっと言う。

「鼎…か。そうだね」


本部では晴斗達本部隊員が長官の命で、支部隊員3人が来ると聞いてざわついてる。御堂と霧人は既に現場に行ってるので本部にはいない。


「鋼が来るのか!?」
鼎は少し嬉しそうな反応をするが、顔は仮面で隠れているために声でしか感情を判断出来ない。声は明るい。

晴斗は囃が来ると聞いて手合わせしたいと思っていた。
「魔禍獣やら何やらで囃さんと手合わせ出来ないんだろうな〜」


蔦沼は埼玉県某所に出現したクモ型魔禍獣を撃破するべく、蔦沼独自のメンバー構成で現場に出撃。蔦沼も現場にいる。


宇崎はモニタリングしていたが、メンバーの少なさに驚いた。たったの3人!?しかもアーマードシステムなし。御堂と霧人の手首にはブレスがない!?

蔦沼は御堂と霧人を選んでいた。たった3人でこのデカイクモ型を倒せるのか!?御堂は焦りを見せる。霧人も想像がつかない。


「ちょ、長官…俺達3人で行けますかねぇ…」
御堂は怖じけづいている。蔦沼は余裕を見せた。
「君たち2人は援護を頼むよ。射撃の腕を見込んで選抜したんだからな」


援護だとぉ!?


蔦沼達3人は巨大なクモ型怪人を前に構えていた。蔦沼は義手を展開しようとギリギリと構える。
敵はジリジリと接近している。vsクモ型魔禍獣戦の火蓋が切って落とされた。

少数でこいつを倒せるのか!?蔦沼長官は何か策があるらしいけど…。御堂と霧人は指示された通り、援護に回るしかない。


司令室では宇崎が固唾を飲んで見守っていた。
蔦沼長官が自ら出て戦うことはあまりないが、元々現場に行くような人だからなぁー…。禹螢と直接戦っているのは今現在長官だけ。



vs禹螢の勢力では長官が活躍しそうな流れになってる。あと、支部隊員3人の動向。

第3の例外が鋼って。鋼の分身は科学技術の塊だから、対抗しうると判断されたらしい。


本部と支部の連携来るかー?鼎と鋼は連携しそうだが。晴斗と囃も。