『どーもー。しっかり月曜更新してる銀さんでぇーす』
「「い゙ェ…ーイ゙……」」
『何、その死にかけの声ー?お前らやる気ある?ってか、テンション低過ぎじゃね?』
「銀さんが高いだけですよ…。大体、こんな蒸し暑いんですよ?普通の人間ならみんな僕達みたいにぐったりしちゃいますよ。あー、お通ちゃんグッズと一緒に涼みたい」
「ウム。新ハの言う通りネ!こんな、扇風機すら無い蒸し風呂みたいな部屋にいたら死んでしまうヨ!!あー、冷凍酢コンブ食べたい」
『お前ら我が儘言いまくりだな、オイ。』
「我が儘も言いたくなりますよ。この部屋、クーラーも何にも無いんですよ?どっかの死んだ目した人が扇風機壊しちゃうから。ねぇ、神楽ちゃん」
「おぅ、新ハ!悪いのは全部、どっかの天然パーマさんのせいネ!!」
『ちょっと神楽ぁ?扇風機壊したのは、お前も共犯だったろーが。あー、もうオレ寝よ!!』
「…………………うーん」
「どーしたの?神楽ちゃん。急に黙っちゃって?」
「…新ハ。銀ちゃん。アタシ良い事思い着いたネ。ちょっと耳かせヨ」
『「………ん?」』
「神楽ちゃん、それナイスアイディア!流石、自称シティー派!!」
「ハッハッハ、ヤバくね?私、マジ賢くね?」
『ウッシャー、じゃあ行くか』
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「あー、やっぱり。政府に仕えてる人達の住まいは違いますね。神楽ちゃんコレ本当ナイスだよ!」
「クーラーが2つも着いてるヨ!!扇風機も気持ちいいアル。良かったなー、定春ー」
『ったく、税金泥棒のクセに、税金払ってるオレ達よりイイ暮らしするなんて許せねーなァ。』
『「「来て正解だったな。真撰組の隊舎!!!」」』
「オイ、沖田。なんでテメー、アイツらを隊舎に入れやがった。しかもオレの部屋……」
「はて、何の事でサァ?オレには、さっぱり分かんねぇなァ。」
「トボケるなこのカス!今日の門番はお前だっただろーが!!何を企んでんだ、言え!」
「別に、何も企んで無いでサァ。善良な市民を助けるのが警察の仕事ですぜ?土方さん。」
「お前の口からそんな言葉が聞けるとは夢にも思わなかったゼ…。言え!!何を企んでた!!」
「え?["土方さんの部屋にアイツら入れて暴れさせて困らそうとか企んでたんじゃねーだろーな!!"]ですか?何で分かったんですか?ったく、つくづく勘のイイ奴でサァ」
「そんな事、言って無ぇよ!!ってか、アッサリ自白しやがった…」
『あのー、お取り込み中悪いんスけどー。この部屋のクーラー持って帰っていいスか?出来れば布団とか、畳とかも持って帰りたいんですけどー』
「駄目に決まってんだろーが!!貧乏人!!帰れ、今すぐあの小汚無ぇ店に帰りやがれ!!!」
「神楽ちゃん。今の聞いた?アレが警察の言うセリフかなー」
「怖いヨー、銀ちゃんー。警察の人が暴言を吐いてるアルー!!」↑棒読み
『もう、ウチの子になんて事を言うんですか!!こんな人が、市民を護る警察の副長だなんて!!さぁ、神楽。新ハ。この部屋のありとあらゆる家具を持って帰りましょ!!』
「ウルセー!いきなりキモイんだよ!!帰れ今すぐ帰れ!!斬るぞコラァ!しかも、どさくさに紛れてクーラー持ってくなー!!」
「おーい、トシィ?どーした、そんな大声出して」
「こ…近藤さん。コイツらがオレの部屋の家具を……って何て格好してるんだアンタは!!!」
「え?見れば、分かるだろー?夏と言えば海水浴だ。」
「そりゃ、そーだけど何で家の中でそんな格好してんだよ!!」
「いや、だって、暑いし?フツーだろ?」
「フツーじゃねーよ!!……って、万事屋のヤロー共がいねー!くそっ、早急までいたのに!待ちやがれッ!!!!」
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『ふー、いやー、沖田。お前がそんなに良いヤツだったとはなー』
「いやいや、旦那こそ。ご協力感謝するでサァ。約束の品は?」
『ほら、コレだ。録音テープ。』
「クククッ。これを大江戸テレビに持っていけば、土方さんは失脚でサァ。あっ、そーだ旦那。家具運びにはそこのトラックを使って下せー。オレからの礼でサァ」
『ありがとよ。じゃー、行くぞ、神楽、新ハ!!』