多分センコーどもが助けなかったのは
俺が
見た目的にいじめられるたまじゃねぇって思ったんだろうな。
向こうに非があったとしても。
俺が加害者になっちまう。
そんなんよくあることだった。
誰一人として本当の俺を見てくれようとはしなかったよな。
そんなんで。
よく
教師やってられんな。
机はまるでごみ箱のような扱い。
教科書はボロボロ。
落書き。
ページは破られる。
荷物は鞄にいれて持ち歩く。
ことをしなくて済むように
手ぶらで学校に行くようになった。
死ね って
何回言われたかわからねぇ。
反応すればするほど奴らは付け上がった。
だから
なるべく感情を殺すようにした。
このころから
俺の中から
喜怒哀楽
感情
が消え去った。
ちょうどその時期に近親相姦の異常さに気付いてしまったせいで。
心はずたずたになった。
それでも学校にいったのは部活のため。
あと進学もしたかったし。