スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

【徒然】片眼鏡

ふと何もかも不思議に思う瞬間がある。

朝起きて腹を掻く自分
準急を目の前にかかとをこれでもかと鳴らして走る自分
先生の話を聞きながら真面目にノートをとる自分

お弁当を一人で食べる自分
誰もいない部室に座りこんで呆けてる自分
急に入ったバイトのシフトに、重たくため息をつく自分

一人っきりの盛大にツッコミを入れて急に冷静になったときとか
はたまた就活で徒労に終わった帰り道とか

目の前にある事を何を考えるでなく片付けようと、一生懸命になる自分を疑問に思うときがある。
しょーもないことを結構真剣に実行に移したり、ご飯を食べながら映画のシーンに泣いてたり。当たり前にあることを当たり前にこなしていることが、何よりも不思議に感じてしまう。
息をするのも食べるのも、知人友人他人と口をきくことにさえも。

そうやって問題にもならないことをテーマに考え出すと、どうしても頭が過熱して、最初っからやり直すんだけども。
自分でも意味分からんなぁ、なんでかなぁ、と自分の感覚器官全部がどっか可笑しいんじゃないかとくそ真面目に考えてしまって、めんへらだとかちゅーに病だとか、すぐに名前をつけようとする。

そうして片目を瞑ったように、自分の世界を注視しようとして、見当違いの結論に至る。
我ながらあほやなぁ、と思いつつ、今日も明日も明後日も、やっぱり「へんだなぁ」と首をかしげていくんだろな。

【ピアプロ】乙女的妄想群

ありきたりだけど、・・・

幼い頃菜の花リングに
野原の中笑った過去とか
窓越し5センチ向こうの
お隣さん同じ通学区路

ほくろの数とか知っちゃってる
好きなタイプも嫌いな虫とか
人に言えない悩みの中身を
君になら言えちゃうんだ

そんな

関係だったら良かったのに
設定だったらっていいなって
眠るたんび夢想している
ヤンなっちゃうほど考えて
ガンバッちゃうほど想うの
どうしようもないラプソディー


真昼の月陽の影の向こう
のんきに君が笑っていること
腹立ち許せず歯がゆくて
この手の中君を閉じ込めた

籠の中鎖と押し込めちゃって
目も口も耳すら塞いでしまい
誰にも見えない見せてたまるか
君を隠しちゃおう

そんな

ヤンデレだったら良かったのに
キャラだったらいいなって
見かけるたび夢想している
病んじゃうように考えて
死んじゃうように想うの
どうしようもないラプソディー

君を想って濡らしたまくらに
好きと愛とを抱えた日々に
スカートを揺らす君を重ねた
大好きだって笑って
背中に抱きつく貴女が

誰よりアタシを突き放してる

妄想だったら良かったのに
勘違いだったらいいなって
想うたび願ってみたけど
好きだよやっぱ感じて
最低だって泣くんだ
どうしようもないラプソディー


君が好きだと笑って見せてる
この日々の友愛の中身を
君に知られたくなんてないから
微笑んでみせるラプソディー


[【ピアプロ】ナルコレプシー

引っ張り出した引き出しの
セピアは手垢にまみれてて
切れたリボンも紙屑だって
残らず集めたあの頃


はじめの私は幼くチビで
見るものすべて、ファンタジー
手当たり次第にとびこんでは
集めた宝にご満悦

けれど二度見る世界の中身は
意味もないほどつまらなく
わくてか爛々輝いたのは
いつも「初めて」だったんだ

折れて小さなクレパスで描く
固く分厚い航海図
マムのリップを真似て示した
宝の在りかはアルバムの中


三日月が下りる時刻を狙って
余る手と足、忍ばせた
タンスの奥底不思議の入り口
今にはじまる物語

「四月馬鹿だよ本気かよ」って
つむじを小突いた兄の言葉に
リアルを捨てるこどもの決意は
萎む焼菓子そっくりだ

慣れて見飽きたレシピのマジカル
丸め擦りきれ棚の奥
ママゴトばっか積み木を組んだ
甘いお城の魔法は崩れた


引っ張り出した思い出の中身
終わることない昼下がり
乳房を離れ風を受けに行く
そんな小さな私

引っ張り出したアルバムはセピア
手垢まみれのロジャーちゃん
世界のすべてを鞄につめてた
そんな小さなあたし
<<prev next>>
プロフィール
一色あるとさんのプロフィール
性 別 女性
職 業 大学生