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―違い―

 




青空を指差して
「あれは何色に見える?」って
聞いたら、あの人は「青」って答えた。




あたしも青だと思うけど…

だからって同じ色を見ているなんて
限らないよね。



もしかしたら、あの人は緑を青だと思って見ているのかもしれない。



あたしが青だと思った空は
赤かったのもかしれない。




「好き」って感情も…
あたしとあの人で違う。




その違いが、悲しい。
その違いが、遠く感じる……




こんなに近くにいるのに
心とか気持ちは遠すぎて…
傍に居たって悲しくなるし、虚しささえある。






きっとあの人の"好き"は
「――としての好き。」なんだ…




でも、もしかしたら
あたしの"好き"も
もっと違うものなのかもしれない。



何かの"好き"を
愛だとか恋だとかと
勘違いしてしまってるのかもしれない…





そういうことを、考えていたらさ…
世の中、いくら同じ時間と環境を共有しても
誰とも分かり合うことなんか
出来ないんじゃないかって
思った。寂しくなった。




あたしが心底、辛いと感じることも
どこかの誰かにとっては
大したことないだろうし


あたしが心底、幸せだと感じることも
どこかの誰かにとっては
堪え難い苦痛かもしれない…





誰とも、同じものを
共有出来ないかもしれない…



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