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3,2,1, shoot you!


今日の目標は「自分のためだけに時間を費やすこと!」、なんて朝起きてパッと浮かんだ思いつきをそのまま実行してほぼ1日中映画を観てました。というのも昨夜、金曜ロードショーでハリーポッターシリーズを観たんです。そうしたらやっぱりアラン・リックマンは素敵だな…なんてね、思ったのがきっかけでした。そして翌朝には近所のTSUTAYAに駆けこんで、彼の出演作を借りれるだけ借りたのが今日というわけです。この行動力、他のことにも生かせればいいんだけれど。


話題:今日観た映画






すごく、すごくすごくキレてました。ええもうそれはそれは素敵な悪の組織のドンでいらっしゃいました。ああもうかっこいい。存在感がすごい。主役ではないのにこれは主役を喰ってかかっていたと思います。本当にもう素でわーきゃー言わせてもらいました。主演のブルース・ウィルスが少し翳って見えたもの…なんてね。アクションシーンでもかなり個人的に盛り上がりました。血の気が多くってとてもすきです。ネタバレになりますが、ミスターリックマン演じるハンスが死んでThe Endっていうのは少しだけ、もったいないと思ってしまいました。続編でも引き続きずっと親玉をやっていると勝手に思っていたので、少し残念。でもとっても楽しめた映画でした。









そしてアクションから一変してこちらはラブストーリーです。それもかなり複雑なものでした。見始めて30分くらいは誰か相関図くれよ…!ってずっと思ってました。9つのストーリーがそれぞれに展開していって、その過程が1本の映画としてまとめられているのですが、もう、登場人物が多すぎて把握するのにとても手こずりました。この9つがすべて独立していればまだ入り込みやすいのですが、それが妙に知り合いだったり兄弟姉妹だったり同僚だったり、カップルの組を超えて交友があるところが大変でした。

でも内容はおもしろかったです。それぞれのラブストーリーが本当に個性的で、2時間飽きることなく観続けることができました。もちろん、こちらの映画でもミスターリックマンは素敵なおじさまでした。当人は妻子持ちなのに年下の秘書からモーションをかけられて、困ったように取り繕うのです。でもその仕草がどこかくたびれていて、そのうんざりして疲れている感じがなんだかとってもセクシーでね、ほら、くたびれた大人の男性って色っぽいじゃないですか。って思うのはわたしだけですかね…?でもとりあえずそんな感じです。



2本観終わって気付いたこと、それはどちらもクリスマスが舞台だったってことです。うわぁ季節外れだなぁ…って思うより先にロンリーな気持ちにさせられましたよね。今年の冬は誰か連絡を取りあえる人ができていれば…いいね…ああ…。


あと3本レンタルしてるのでまた明日観たいと思います。ちなみにアラン・リックマンとの出会いは『いつか晴れた日に』でした。英文学の映画を鑑賞する講義ではじめて観て、まわりはほとんど寝てましたがわたしはひとりで盛り上がって感動してました。ストーリーもわたし好みだったのにもくわえて、とにかくミスターリックマン演じるブランドン大佐がね…!もうね…!かわいそうなくらい思いを寄せる彼女に相手にされないんだけど、それでもひたむきに向かい合うところにもうノックアウトでした。この愛らしいおじさまは一体誰なの?!と思い調べてみて、スネイプ先生だったときの衝撃をわたしは決して忘れません。役者さんって、すごい。




視える、視えない



『蟲師』、観ました。


話題:最近観た映画



ずっと鳥肌立ってました。
異次元の気持ち悪さでした。もう、すごい。


原作の漫画がだいすきで、ついに映像化されたものを見てみたわけですが。想像よりはるかに気持ち悪かったです、蟲。でも、停止ボタンを押す気にはぜんぜんならなくて、そういう意味ではこの世界観には知らないうちに引き込まれていたんだと思います。


大森南朋さん演じる虹郎がとてもいい人柄で、魅力的でした。きっと原作で読んでいたときのわたしのイメージと近かったからだと思います。あまり感情をおもてに出さないギンコとは対照的で、駆けたり、叫んだり、笑ったり。ギンコもわたしが勝手に想像していた温度と近くて。だからこそ、そのギンコから発せられた淡幽への想いには少しどきっとさせられました。ああ、言葉にしちゃうんだ、って。あとは化野先生も見たかったな、なんてね、思ったりもしました。


ただ、原作を知っているからこそ、オリジナルストーリーとしてしまったほうが良かったのかも、と思ったこともほんとうです。4話ほどをひと続きにしているのですが、少し盛り上がりに欠けたかも、なんて。ギンコとぬいさんの関係も、わたしの抱いていた想像と温度差がややありました。それならばオリジナル化されていたほうがもっと、すうっと受け止められたかもしれない、とか、ね。



アニメのDVD、買い揃えるか悩みます。映像がとっても綺麗だと聞いているので見たい気持ちはあるものの、流れに流れて早3年…夏が来るたびにこの世界観に入っていきたくなるんだけれど、うーん。


道連れがほしいだけだろ?






話題:最近観た映画




ふいに目について、気になって、勢いで見ました。
男の子の人生ってこんなふうなのかな、なんて思うと少しうらやましく思いました。


レンタルショップで何気なく邦画コーナーにふらっと行ってみたら目立つところにディスプレイしてあって、黄色がすごく目に入ったんです。それでなんとなく、借りた。観てみた。小栗旬が監督なの、へぇ、多才な人なんだなぁっていう感じで。


そうしたら案外おもしろくって。男の子の毎日ってこんなに勢いだけで突っ走ってるものなのかな、とか思うと新鮮でした。こういう何かに追われて、逃げてるけどがむしゃらな青春群像劇がすきなのもあって、おもしろいなって思えたのかもしれないけれど。


それと、吉田鋼太郎さんの存在感ってなんだろうね、って話になりました。母も一緒に観ていたんだけど、吉田さんの迫力がすごすぎてふたりして圧倒されてました。カラマーゾフの兄弟でも感じたけど、悪の権化みたいな役柄を演じられるとほんとうに、勝手に視線をもっていかれる。


どうすりゃいいかわかんねぇからとにかく進んでやるんだよ、っていうポーズをとりながらも過去にずっと後ろ髪引かれている5人がどこか人間らしくて、なんだか愛らしく思えました。過去には戻れないし、やり直すことはできないけれど、未来なら変えられるし、本気でぶつかれば風穴すら開けられるのかもしれない。そんなふうに思えた映画でした。男の子の人生って楽しそうでいいな、なんて。



silent insanity

「シャニダールの花」を観ました。

話題:最近観た映画




ゆるやかに、確実に。
静かな狂気で満ちていく様はとても綺麗でした。
色味が落とされた画面の中、
花の赤だけが異様に映えて、
不気味で、でも目が離せない。
綾野さんがおっしゃった
「静かな狂気」という表現が、
ほんとうにぴったりでした。


でも、何が狂気なの、と問われると
少し言葉につまります。
うまく言えないから、
狂気という言葉にいろいろを
押し込めたからかもしれません。
感じることはたくさんあったのに。
だからこそ2度、3度、
観返したい映画でした。


印象的だったのは音です。
静かなようで攻撃的な
サイケデリックなギターの音が忘れられなくて
すごく圧倒的でした。
そしてラストシーンはまさに狂気。
その光景に目を奪われているうちに
気付けば幕が下りていました。
うわぁ…っていうの、これ、
なんて言ったらいい?って
まだ言葉が見つかりません。



不思議な魔力のある映画でした。
手元に置いておきたいです。

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