黒子のバスケ 30巻

感想ネタバレ注意下げ↓


















とうとう最終巻です
もう5回は読み返した

264Q 〜266Q
まだ得点で負けてはいないもののてっちゃんとかがみーの光と影の力に生まれて初めて敗北を知った征十郎くんが264Qからちょっとずつ変わり始めましたね
シュートが決まらない、連続失点、仲間すら内心憤りを覚えるようなプレイ、全てが今までとの征十郎くんとは比べ物にならないくらい不安定で見てて私まで不安定になってきたけど
それを見兼ねた黛くんの一言がきっかけで明らかになった征十郎くんの過去に悲しい気持ちになるわ愛しさが増すわで中々ページ進められなかったです

お父さんしかいないのは29巻までの情報で知ってたし、お母さんはもう亡くなってるんだろうなっていうのも予想はしてたけど名家に生まれたが故に厳しく育てられた彼とそれを優しく支えてくれたお母さんが急死、そのお母さんのおかげで始めたバスケットも帝光に入って勝つことが義務になってプレッシャーになり楽しいと思わなくなってしまうそんな回想は読んでて辛かったです
でもその後、精神的負荷によって生まれてしまったもう一人の人格を出来の悪い弟のようだと言いつつ自力で元の人格に戻るシーンからの「オレは赤司征十郎に決まっているだろう」は胸にくるものがありました
しかもあの優しい表情耐えられない(私の涙腺が)

親が死んでしまった征十郎くんが「親でも殺す」なんて台詞を言ったのかと思うと感慨深いというか見方が変わりますね


267Q〜270Q
征十郎くんのチームメイトを思う気持ちがパスからも台詞からも溢れ出てますね
同じポジションの選手から理想形だとか化物だとか言われるPGとしての圧倒的センスとそれによってベストな力を発揮出来る洛山のメンバーに加え、かがみーはスタミナ切れでどうやって誠凛が勝つのか結果は分かっていてもハラハラしましたがここでまさかの荻原くん登場
しかもバスケ続けてるってこれはてっちゃん泣くわ
応援席からの今まで誠凛が戦って勝ったチームや家族からの声援も相まって少しずつ誠凛の勝利が見えてきましたね
そして大ちゃんには開けられなかった第二のゾーンへの扉をかがみーが開ける瞬間大ちゃんに貰い泣きしたのは言うまでもないんだけど、彼は捨ててしまったてっちゃんがいてこその、仲間を信じてるかがみーだからこそ開くことの出来た直結連動型ゾーンへの扉だったんですね


271Q〜274Q
ここからの畳み掛けるような怒涛の勝負がもう終わりなんだと感じさせて寂しくなります
冷静になる伊月くんと一番彼と長い付き合い日向くんだからこそ成立した奇跡のパスと起死回生のワンスロー誠凛にチャンスが続きますがやっぱり最後は光と影のコンビネーションで決まる
最高に気持ち良い
てっちゃんがシュートすると見せかけてかがみーにパスするところ、
てっちゃんの特性に気付いて、それを活かしたバスケットを教えて、中学時代てっちゃんを影として徹するようにしてきて、きっと誰よりもてっちゃんを影として見ていた征十郎くんが最後の最後でそれを見誤ってしまうシーンでてっちゃんの「ボクは影だ」めちゃくちゃ鳥肌立った


最終Q
いよいよ最終回です
誠凛おめでとう!本当におめでとう!!!お疲れ様でした!
洛山も、他のチームもお疲れ様でした!
どのチームにもドラマがあって試合の勝敗でこちらまで感動したり、てっちゃんの帝光時代には胸を痛めたり、様々な感情になりながらここまで読んできましたがこの作品を好きになれて本当に良かったと思える最終回でした
本当はもっと長く彼らの物語をこのまま見ていたかったけど綺麗な終わり方だったし、後日談の連載ももうすぐ始まるし、円満終了、理想の最終回でした
後日談がどういう内容になるのか分からないですけれど、本編最後に少しだけ触れたてっちゃんのお誕生日にキセキがみんな集まってバスケしたお話、読みたいです!



なんか泣いてばっかいましたね
終わるのが悲しいからっていうのもあるけど、キャラクターそれぞれに貰い泣きしたというか
正直征十郎くんと大ちゃんが涙流すシーンは一旦単行本置いて落ち着いてから続き読む程胸を打ちました


本編ではないけどQ&Aの公式木リコとキセキの弱点は読んでてニヤニヤしてしまった

木リコのスピンオフも読みたいですどうして付き合ったのか、どっちから告白したのか、どうして別れたのか、気になって仕方ない!
今はどっちかっていうと公式日リコですよね
日向くんフラグ立ててたのに結局リコちゃんになにもいってないんだがそこんとこも読みたい!

キセキの弱点は真ちゃんが可愛いのと、あとは征十郎くんが意外でした
ギャグが笑えないってどっちの意味ですかねw
面白くない方か、またはギャグに聞こえない全部本気に聞こえるって意味なのかどっちにしろ征十郎くんがギャグかましてるとこ見てみたいです!


そんな黒バス最終巻感想
藤巻先生週間連載お疲れ様でした!
ネクスト連載も楽しみです!


少し余談ですが悩んでた次回の黒バスの一番くじ、結局ロット予約しました
A賞確実に手に入れたいので


/黒子のバスケ