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あつ。

太陽、久しぶり!
良く晴れてるなあ。
めっちゃ暑い今日この頃ですね。
全然寝れなかった・・・!夜は結構涼しかったんだけどなあ。

そんなわけで、今日は早起きでした。お昼寝なんてどうせ暑くてできないし、有意義に時間を使おうと思いますよっ♪( ´▽`)

・・・資格試験が近いので、勉強しなきゃなんですけどね!
知らないっ\(^o^)/

とりあえずお洗濯をすることにします。





空に微笑みを。

うわあもう六月ですね。
ご無沙汰しております、本当に。
雨が多くなってきて洗濯物が干せません、今の最大の課題。

とにかく更新できずすみません。
今月こそ・・・っ、って何回目だ自分。

そんな中なのでせめてSSを投下。
だがしかし突発的なものなので山もなければオチもなく意味もありません、うわあ最低だ。
莉桜独白です。とても暇な方はどうぞ↓





*****
空を見上げるのは、いつからかの習慣だった。

いつからかは明確には覚えていない、だが恐らくは両親が亡くなってからのように思う。亡くなった人が空に向かうのだと知り、その行為は少し特別な意味を持って身に焼きついた。見上げれば亡くなった人たちがそこにいるようで。自分を見てくれていると感じられそうで。

そんな余裕さえなかったときもある。いつも下を向いて歩いていたあの日々は、あまり開けたくない思い出として心の奥底に閉まってある。今の自分なら開けてもそこまで傷にはならないと思うが、やはり開けたいとは思わない。

しかしそんなときでも、やはり『あの日』が近付けば空を見上げていた。『あの日』なら彼らもきっと、自分を思い出していてくれるのだと。

「そっか、もうすぐなんだ……」

自分が最近頻繁に空を見上げていることに気付いた莉桜は、誰にでもなく呟いた。傘越しに見上げた空は、この季節独特の色を持ってそこにある。

「もうすぐ、か……」

ぼんやりと立ち尽くせば、雨の音と匂いだけを感じた。ひんやりと冷たい空気に包まれて、莉桜は静かに空を見る。そこにはあの日から変わらぬ二人の笑顔が見えそうで。

「大丈夫、だよ」

いつも空に呟いていた言葉は、根拠のないものだった。大丈夫なのだと思いたくて、空に向かった彼らにもそう思わせたくて呟いていた。だが、今は違う。

「もう、大丈夫。だって、みんながいるから」

今は笑顔でそう言える。胸を張ってそう言える。
もう、大丈夫。みんながいる、そして。

「……零無さんが、いてくれるから」

空に呟いた言葉は、吸い込まれるように消えていった。傘の中にまで打ち込んできた雨が、服や肌を濡らす。

「大丈夫、これからもずっと」

強く目を擦る。拭ったものが雨なのか涙なのかは分からなかったが、涙だとしても、それは悲しみだけのものではなかった。





*****
作中出てくる空の住人は莉桜の両親です。
なんとなく梅雨頃に亡くなっているイメージで。





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