□ 雨の日はね〜


ネズ坊はずぶ濡れ
で台所から持って
きたチーズを大事
に抱えて歩いてた


すると不意に影が
上をむくと玉子王子
が小さな傘をさして
くれている。


ネズ坊
「 ありがとう! 」
こんなわちきに
傘をさしてくれる
なんて優しいおかた!
このご恩は忘れねえ!!」

チューチューなく
ネズ坊に玉子王子は
スッと手をだし...



「恩を感じてるなら」






「そのチーズをくれ。」