人工透析を受けるには、シャントは必須です。
シャントは動脈と静脈をつないで、大量の血液が流れるようにしたものです。
ここから血液を抜いて、フィルターを通して綺麗にして、体内に戻します。
シャントは透析のたびに針を刺しますから、血管が細くなってしまうと役目を果たさなくなります。
何度もシャントを作り直している患者さんも多いようです。
最後の手段として人工血管を使ってシャントを作る方法があります。
人工血管は太いので非常に都合が良いように思えますが、デメリットもあります。
人工血管につなぐ自己血管が細くなってしまう事があります。
また、感染症になり易いという欠点もあります。
現在、人工透析患者の10%弱が人工血管によるシャントです。