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10日目@スザルル

昨日も今日もバイトで残業してくったくたです。多分明日も残業!
いい職場なので残業自体に苦痛はないんですが、とにかく肩こり痛が酷くてものすごくしんどいです…。そんな状態で書くにしては長すぎるものになってしまいました、本日の短文。

Yahoo検索で「スザルル 小説 リフレイン」で検索してココに辿り着いてこられた方が!
ごめんなさいごめんなさい、きっと貴女の求めるものはココにはなかった(笑)
そんなお嬢様へのお詫びと笑わせて戴いたささやかなお礼に、今日は「リフレイン」な「スザルル」でいきますよ!

最近日記の更新頻度が上がったせいか色んな検索ワードで漂着される方がいて、短文用のCP決めに毎日すごく迷っています。どれも似たような駄文なのに変わりはないのですが!



****



彼には、何もなかった。
色に例えるならばそれは白ではなく、漆黒。底がなく果ての見えない、そこに何物も存在し続けることのできないような、絶対的な闇。
彼が部屋へ訪れて、もうどれだけの時が経過しただろうか。深い闇を湛えた表情で、そこに何色の感情を乗せるでもなく、何を言うでもなく、また何を求めるでも、諦めるでもない表情で、こちらをただただ見つめていた。
澄んだ翡翠の真っ直ぐな視線に晒されて、適温に保たれている筈の貴族以上の罪人専用に作られた特別誂えの拘置室の中央で、言いようのない寒気を覚えた。手足と左目の拘束がなされただけで、"言葉"という己の最大の武器はまだ自由である。それなのに、得意の話術は何一つ形にならず、それどころか呼吸さえ重苦しい。
ただ、スザクと二人きりでいる。それだけで、こんなにも。


「――ねえ、ルルーシュ」


掠れた声が小さく、けれど確かに空気を震わせる。
その振動が耳朶を打ち、鼓膜を震わせ、情報として脳内で処理がなされる、前に。


(――……ッ!!)


頭で考えるより先に、本能が警鐘を打ち鳴らす。
ダメだ。ヤバい。今すぐに此処から、


(逃げ、なきゃ……スザクから!!!)


ガチャガチャと揺するがびくともしない拘束椅子の上、それでも躍起になって身を捩った。髪は振り乱れ食い込んだ鎖が肌を引っ掻いたが形振りなど構っていられない。


「ねえルルーシュ」
「く、来るな…ッ!」
「ルルーシュ」
「止まれスザク!と、止まれ…っ、」
「……ねえ、煩いよ」


伸ばされた手が仰け反り晒け出された喉をぐい、と掴んだ。そのまま容赦なく力を込められて、苦しくて、意識が霞んでいって――恐怖が、強くなる。死に対する恐怖ではない。そんなものはとっくに、初めて人を殺めたあの時から、覚悟を決めていた。いつだって討たれる覚悟で撃ってきた。この男に、スザクに討たれる覚悟も、彼に向けて撃つ覚悟もあった。
――そうして実際に引かれた引き金は、僅かな心の甘さが拭いきれない結果となったけれど。
そう、この現状は、自らの甘さが招いたのだと誰よりも自分がよく理解している。
けれど――


「……かはっ…、んぅ…!」


喘ぎ開いた口に突然、口付けられた。そこから温く薄まった酸素を無理やり送り込まれる。苦しくて固く閉じていた瞳を驚きで見張らせると、鼻先の触れ合う距離で視界いっぱいにスザクの翡翠色の瞳が映り込んだ。
離れてゆく翡翠に映った男の、なんて無様なことだろうか。体を折って咳き込み、うまく呼吸を整えられない口元からはだらしなく涎が零れている。
それでも視線だけは気圧されぬよう強く見上げて、そして――拘束さえなければ手の届く、そんな近い距離になって漸く、翡翠を塗り潰す闇色の正体を知る。
何もないと感じた、否、あるたった一つの純粋で強すぎる感情のせいで他に何もないと感じさせられた、その闇の正体。
あまりにも凶暴で、あまりに純粋な、本能が警鐘を鳴らすほどの、その闇の色は。





「ルルーシュ」


ああ、スザクはこんな笑みを浮かべる男ではなかった。
視界の隅で、空気を抜くためシリンダーを押された注射器からポタリと液体が落下した。
それはまるで、彼の涙のようで、


「あの頃の、僕らが一番幸せだった時間に戻ろう?」


俺にはもう、腕の僅かな痛みと彼の闇色の愛を受け入れる以外、もう何もできなかった。




肩 が !

かつてない肩こり痛に苛まれているので今日は短文おやすみします…!
もう右腕ごと切り離したいくらい痛いです…うっうっ。肩こり痛だけど、背中がメインで痛んでます。まるで金属製の異物でも入っているような鈍痛ですorz
今日はゆっくりお風呂に浸かって、全身をよくマッサージするとします…。
整体かマッサージ行きたい。ものすごく行きたいいい!そして早く楽になって文章書いて色々発散したい!

涙腺崩壊

スザルル*28 Sep. a.t.b.2020 UP
※タイトルは(仮)です。


ギリッギリだった…!!
28日が終わる1分前にUPしました。どうしてもこの日に何かやりたくて、ミルクプリンを作ってみたりしたけどそれじゃ想いが発散しきれなくて、大急ぎで短文書き上げました。が。
直前に最終話見て大号泣したばかりだったので、いろんな想いがない交ぜ状態になっていたのがそのまま文に反映されてしまいました…。
寂しいけれど、悲しいけれど、彼らのくれた明日を強く生きていくんだって前向きな気持ちを乗せた文章にするはずだったのに…。だいぶ薄暗い感じになってしまいました。

墓標に二人分の名前が刻まれていて、皇族でも悪逆皇帝でもない、彼が一番幸せだった頃の「ルルーシュ=ランペルージ」としての墓を、世界で一番キレイな場所に建ててあげたかったんです。あと繰り返し言ってしまっていますが、「枢木スザク」は「ゼロ」が「皇帝ルルーシュ」を討った時に一緒に心中したのだと私は思っています。黒猫屋自身から溢れてしまったそんな悲しみや寂しさが、ラストにちょっぴり影を落としてしまいました。
命日とは全然関係のない生徒会の話とかにすればよかったかな。言いたかったことだけは詰め込めたからいいかな。

あ、次のサイト文更新は恐らくカカサス(やっとサス誕&カカ誕文!)になるかと思います!と、自分にプレッシャーをかけておく!

オール・ハイル・ルルーシュ!!

ちょっとフライング気味にモバイルサイトトップを9/28仕様に改装しました。
うわあああ…!とうとう この 日 が !
スザルラーさんのみならず、ギアスファンにとってルル誕と同じくらいか、ある意味それ以上に意味のある日ですね。
改装準備をしながらhitomiさんの曲を聴いていたのですが、もうびっくりするくらい涙が溢れてきてうっかり作業中断してしまいました。自分でもドン引きするくらい自然にぶわわっとなりました。部屋に一人でよかった…。
ふお−、何か記念短文書きたかったけど明日めちゃくちゃ早起き(4:45起床予定)なので、ぐっちゃぐちゃの顔のままベッドにダイブします!寝れる気がしねぇ!
今日中に何か書き上げよう…!がんばろう、がんばればいける!
とにもかくにも、これだけは叫んでから寝ます。

ルルーシュー!ずっとずっと愛してるよ!!

9日目@カカサス

昨日も気付いたら爆睡でした!
落ちそうなまぶたを必死に持ち上げて書いてたんですけどね‐…こうなるならさっさと寝ておけばよかった(爆)
例によって「カカサス」で検索してたどり着いて下さった方がいたので!



****



夕焼けに染まる橋の上で解散を告げた。
心地良い疲労感に満ちた体を伸ばしながら、部下たちは各々の帰路につこうと足を進めた。その1つを、他の2つに気付かれないようにして引き止める。

「…なんだよ」
「なんだじゃないよ。ちょっとうち寄ってきなさい」

反抗的な視線を受け流し、掴んだ腕が振り払われるより先に瞬身の術で少年ごと移動した。





「やっぱり…こんなに腫れてるじゃないか。どうして黙ってたんだよ」
「…別に、平気だ」

家に着くなり軽すぎるサスケの体を抱え上げ、ベッドに座らせる。持ち上げた左の足首は巻かれたさらしの上からでもわかるほどに熱を持ち、特有の腫れも見て取れた。これだけ見事な捻挫で痛くない訳がないのに、先ほど足に触れただけで全身を強ばらせる程なのに、それでも頑なに虚勢を張り続ける。

(ホント、そっくりだよ。ガキの頃の俺自身に)

だから、放ってはおけなかった。自分のような取り返しのつかない失敗をしてほしくなくて。何もかもを失った少年がもうこれ以上傷つかぬよう。

(初めは、それだけだった)

けれど。ふとした瞬間目で追っている。声がすると耳を傾けている。今では隠していた捻挫にすら気付くほどに、サスケを気にかけている。
大切な存在を失う痛みを知っているから、二度と同じ苦しみを味わうことのないよう、大切なものなど作らないように。他人との距離を巧く保ちながら、そうして生きてきたというのに。

「熱上がるかもしれないし、今日はウチ泊まりなさいね、サスケ」

――俺と似たタイプだから

だから余計に気をつけていた。近づきすぎてはいけないと、サスケも俺も、他の誰よりも慎重に距離を保っていた。


その、はずだったんだ。



****

中途半端で意味深な感じに。雰囲気だけで文章書くとえらいこっちゃになりますね!
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