悪人 欠陥人の烙印を捺されたような冬の日にフラフラと砂利銭を握りしめて食べる饂飩は五臓六腑に染み渡る。

人を信じれなくなる自分は、どれだけ信用を無くした人間なんだと、どれだけ回りから蔑まされた目を向けられているのだろうかと思えば、視線が痛い。痛すぎる。

寒さが痛い 世間は寒い冬なのだと思い知らされる。

見えない傷は増えるばかり、癒される事は無い。
続きを読む