初代ゴジラの着ぐるみに入って、初めて『ゴジラ』に魂を吹き込む演技をされ、その後も多くの怪獣等を演じられた日本の誇る『怪獣役者』、中島春雄氏が88歳で亡くなられました…。

未知のものを演じて、あたかもそれが生きているかの様に見せる、数々の名演技で、多くのキャラクターを作り上げてくださいました…。演技者としてもっともっと評価されるべき人でした…。中島氏が居なければ、日本の特撮の隆盛は無かったと思います…。

時にコミカルに、時に恐ろしく…、怪獣たちに確実なイメージを与える演技をされました…。『モスラ対ゴジラ』、『キングコング対ゴジラ』の一部の演技には、私は本当に恐怖を感じましたからね…。

中島氏は、日本が生んだ不世出の『怪獣役者』でした…。

多くの作品で、怪獣たちに個性と命を吹き込む魂の演技をしていただき、観た人の心に焼き付ける演技をされました…。

最初は、顔の出ない役がご不満だったらしいですが、手を抜かず、魂を込めてされた演技は、世界中にファンを生み、その功績を讃えてくれたので、自分でも納得されたそうです…。ファンを愛し、気さくに話してくださる方だったと聞いています…。

秋のイベントにも参加される予定だったと伺いましたが、何か心にポッカリと穴が空いてしまった様な気分です…。

本当にありがとうございました。どうか安らかにお休みください。心からご冥福をお祈り致します…合掌…。