スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

小ネタ(ボーカロイドで夏祭り)

「マスター遅いです」
「ごめんねメイコ。待たせたわね」

日も暮れて夜を迎えようという頃、私とメイコは浴衣に身を包んで出かけていく。
今日はお祭りということで一緒に打ち上げ花火を見に行こうと私達は見晴らしのいい近くの丘の上の公園へ歩き出す。
ミクとルカは出店の方に向かっており、私とメイコは二人きりで手を繋ぎながら歩いていた。
一応、ミクとルカにも私達のいる場所は教えているので、後で一緒に花火を見ることになっている。

「マスター、花火が始まるまでちょうどいい神社を見つけたので、そこに行きませんか?」

出店と公園の場所が離れているせいか、周りの喧騒が遠ざかっている。
こんな中、メイコが腕を組んできてこんなことを言ってきたので、なにが『ちょうどいい』のか聞かずに、迷わずメイコの額に手刀を降り下ろす。

「たまにはマスターもノってくれてもいいじゃないですか…」

額を押さえて、目に涙を浮かべながら、メイコは私を睨み付けてきた。
それには取り合わず、私は一息つくとメイコを横目でじっと見やる。

「何言ってるのよ。ノってきたらメイコは問答無用で押し倒してくるじゃない」
「…う」

やっぱり図星のようで、メイコは少しだけたじろいてしまっていた。

「ち、違いますよ!」

それでも素直に認めるのは堪えるみたいで、首をぶんぶんと振って否定してくる。

「へぇ、それじゃ押し倒す以外に何があるのか教えてほしいわね」

なんとなく悪戯心が湧いてきて、意地の悪い笑みを浮かべるとメイコにずいっと顔を寄せていく。
メイコは顔を真っ赤にして慌てふためいていたけれど、やがて唇を尖らせて私の腕にのの字を書いて拗ねてしまった。

「…今日のマスターは意地悪です。別に膝枕をしてもらうとかあるじゃないですか」

メイコは組んだ腕にのの字を書きながら上目遣いで見つめてくる。
ああ、なんか言い過ぎてしまったみたいだ。

「ごめんね。ほら、これで機嫌直して」

公園に着いてから一緒に飲もうと思っていたビールを一缶取り出すと、メイコは表情を変えてビールを受け取り、ごくごくと一気に、そして豪快にビールを一缶空けてしまう。
「ぷはぁ」と大きく息を吐くと、メイコは目を据わらせて睨んできた。

「別にこんなんで機嫌が直るわけじゃないですからね!」
「わかってるわよ。向こうに着いたら膝枕してあげるから、ね?」

この一言でようやく機嫌を直したらしく、メイコは表情を緩めると組み直した腕にギュッと力を込めてくる。
ころころと変わるメイコの表情が可愛く思えて、私は組んだ腕に寄りかかるようにメイコに身を預けて唇を綻ばせた。



「ほら、マスター着きましたよ」

気がつけば公園にたどり着いて、私達は見晴らしのいい場所を確保する。
まだ人影はまばらで、私とメイコはシートを敷くと寄り添うように腰を下ろしていた。

「メイコ、お疲れ」
「マスター、いただきます」

早速、私達はビールを開けて乾杯すると、夜空を見上げながら喉を潤していく。
花火が上がるにはまだ時間があるみたいで、私はメイコがビールの缶を空けたのを確認すると、私の膝の上にメイコの頭をそっと乗せた。
メイコも表情を緩めてそっと目を閉じていく。

「…マスター」
「何?」
「頭を撫でてください」

メイコの甘えるようなお願いに、私はクスクスと微笑むとそっとメイコの頭を撫でていく。
メイコの髪を手櫛で透き通しながら、気持ちよさそうに撫でられているメイコがとても可愛く思えてしまう。

「メイコの髪、さらさらと柔らかくて私は好きよ」

ビールを飲んだせいか、私の言葉に反応したせいかわからないけれど、メイコはうっすらと頬を染めていて、されるがままにされていた。
やがて花火が上がり始めて、私達は星空を見上げていく。
打ち上がっては儚く消えていく花火を見つめては、なんとなく胸に抱いているメイコへの感情が不思議と溢れてくる。
ふと、視線を感じて見下ろしてみると、メイコが私の顔をまじまじと見つめてきていた。

「どうしたのよ、メイコ?」
「ええと、その…。マスターの花火に照らされた表情が綺麗で見とれてました」

私は思わず目を丸くしてしまい、時間が経つにつれて、かあっと顔が火照っていくのを自覚してしまう。
私とメイコはしばらくの間見つめ合っていて、その間ずっと視線を反らすことはできなかった。

「マスター、遅れてしまいました!」

花火が中盤に差し掛かった頃に、ようやくミクとルカがやってきて、私達は慌ただしく離れてしまう。

「…お二人とも大丈夫ですか?
なんだか妙に顔が赤いですよ?」

ルカが心配そうに言ってきたので、私は慌てて手を振って応えていた。

「べ、別になんでもないわよ。ね、メイコ?」
「そ、そうですよ」

私達の様子に不思議そうにミクとルカは顔を見合わせていたけれど、花火が上がり出すと私の隣に陣取って空を見上げている。
私達もまた花火を見ようと星空を見上げると、メイコが私の手に自分の手を重ねてきた。
ふと隣を見やると、メイコが苦笑いを浮かべながら見つめてきている。
私はクスッと微笑むと、メイコの手を繋ぎ直してキュッと握り締めた。
花火の大きく響く音が妙に心地よく、私達はお互いに微笑み合っている。
夜空に彩られる花火が打ち終わるまで、私達はお互いの手の温もりを感じながら星空を見上げていた。









夏祭りといえば花火ということでかなり…



…いや、ものすごくいちゃいちゃした話ができました



前にメイコはマスターの膝枕で髪をいじられるのが好きというのを書きたかったりします

とりあえず様子見

ずいぶんと前の話になりますが、サーバー様がスパム対策をしてくれたので、とりあえずPCからのコメント拒否を解除しました


今までPCからのコメントはなかったので、別に今までとあまり変わらない気がしますが様子見という感じで



とはいえ、不安がないといえばウソになってしまいますが



業者は昼夜問わずに書きこんでくるから迷惑なんですよね
(´Д`)=3



掲示板も書き込みやすいように禁止ワードはほとんど登録してませんし
(そのかわり、更新履歴は禁止ワードをたくさん登録してたりしますが)



ほとんどの業者を一発で弾く便利なワードはないものでしょうかねえ?
(´〜`;)



それではこの辺でノシ

メルトを叩いてきました

少し前の話になりますが、太鼓にメルトが収録されていたので叩いてきました


ただ、百円を入れるのにすごく躊躇しましたけれど
(´〜`;)



いや、目の前でちみっこが軽々と鬼譜面叩いていたり、他の上手い人がわけのわからない譜面を叩いているのを見たらさすがに出ていきづらかったです
Σ( ̄□ ̄;)!!


というわけで人がまばらになった頃にこっそりと叩いてきたわけですが、えらく久しぶりに叩いたせいか、これが結構難しかったです



鬼譜面に関してはわけがわからなすぎてポカーンとしてましたが
( д )゚ ゚



早くポップンやギタドラにも移植してほしいと思いました



…ミラクルペイントやメルトやその一秒スローモーションとかいろいろ



それじゃノシ

小ネタ(ボーカロイドでミクとルカ その6)

「ミクー、こっちにおいで」

とある休日のこと、たまにはミクの髪の毛を弄ろうと手招きでミクを呼び寄せる。

「マスター、呼びました?」
「ええ、髪の毛を溶かしたいからここに座ってくれる?」

ミクは素直に頷くと、ちょこんと椅子に座ると楽しそうに鼻唄を歌い出す。
ミクがこの時間を楽しんでいることを嬉しく思いながら、ミクの髪止めを外すと丁寧にブラシを使って溶かしていく。
ミクの髪を溶かし終えると、一房手に取って編み込み始めた。

「マスター、今日はどんな髪型にするんですか?」

ミクもいつもと違う髪型にすることが気に入っているようで、より一層楽しそうな声音で聞いてくる。

「そうね…、今日は時間もあるし、いろいろと試してみたいわね」

私はそう言って、手を動かしながらミクの髪を次々と編み込んでいく。
私達の楽しそうな雰囲気にいつの間にかルカが現れて、吸い寄せられるように近くで見つめていた。

「ルカ、そんなところで見てないでやってみない?」

ルカに私の隣に座るように促して、私はミクの髪を一房差し出してみる。

「…はい。でも、いいんですか?」
「もちろんいいですよ。ルカさんにもわたしの髪を触って欲しいです!」

どことなく困惑しているルカにミクは満面の笑みで応えると、ルカに身を預けて再び鼻唄を歌い出していく。
ルカは静かに微笑むと、不器用ながらもミクの髪の毛を少しずつ編み込んでいった。

「…なんか、マスターみたいに上手にできませんね」
「私だってそんなに上手くないわよ。むしろ、初めてなルカの方がすごいわ」

私の言葉にルカははにかんだ笑顔でうっすらと照れた表情をしている。
そして、私達はミクの髪をいじくっては直して、またいじくるということを繰り返していく。
何度目か数えるのもわからなくなってしまう程ミクの髪を直していると、突然ミクが振り向いてきて、私達に笑いかけてきた。

「マスターやルカさんばっかりずるいです。わたしもマスターやルカさんの髪の毛をいじらしてください」

そう言うと、ミクはルカの背後に回り込んで私からブラシを受け取ると、丁寧にブラシでルカの髪を溶かしていく。
始めはもどかしそうにしていたけれど、慣れてきたのかルカは目を閉じてミクに委ねている。

「さてと、ルカにはどんな髪型が似合うのかしらね?」

私は早速、ルカの髪をいじってはいろいろな髪型を試してみる。
ミクも一緒に束ねたり、編み込んだりと手を動かしてくれて、とても楽しそうだ。
気がつけば、いくつものルカの髪型を試していて、ミクと一番似合う髪型でずっとしゃべっていた。

「そういえば、こうして二人とも髪を下ろしたらおそろいの姉妹みたいね」

私の何気ない言葉に、ミクとルカはお互いに顔を見合わせると、頬を染めつつうつむいてしまう。
同じように照れてしまった二人の様子がおかしくて、私はついつい肩を震わせてしまった。

「むう、マスター笑わないでくださいよ」
「…マスター、からかわないでください」

二人とも拗ねてしまった表情でじっと私を睨み付けてくる。
私は思わず視線を反らしてしまい、頬をポリポリとかく。
その様子に二人は再び顔を見合わせると、にんまりと意地の悪い笑みを浮かべて私に迫ってきた。

「今度はマスターの番ですね」
「…マスターもおんなじようにしますからね」

『覚悟してください』と楽しそうに二人はブラシを持って私の髪を溶かし始める。

「お手柔らかにね」

どうやら抵抗するだけ無駄だと観念すると、私は目を閉じて、二人に身を預けていく。
後は楽しくしゃべりながら、二人がどんな髪型にするのか楽しみにしていた。









初音ミクのゲームで衣装を解禁しているのですが、結構いろいろな髪型が出てくるので、この小ネタを書いてみました



ちなみに、メイコはマスターの膝枕で髪をいじられるのが好きだったりします

なんとなく今週は忙しかったような

今週はなんかバタバタとしてような記憶しかないです


決してそこまで忙しかったわけではなかったんですけど…



…なして?
(聞いてどうする?)



いや、イベントがあったり、進行中の企画の裏方として動き回ったりといろいろとあったんですけど
(それを忙しいと言うんじゃないの?)



とはいえ、まるっきり余裕がなかったってわけじゃないし
(´〜`;)



気がついたら一週間経っていたというか…



とりあえず、今日で一息つけそうだし、気晴らしになんか読んだりPSPでもいじろうっと



それじゃノシ





あ、もちろん小ネタも考えないと
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2009年07月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31