今日は閉店業務を終え、10時までの2時間ほどの時間。社員さんと3人、駐車場で話し込んだ。
目一杯、目一杯、笑った。
倉庫でゴミを片付けていると、以前私にデートのお誘いをして下さった社員さんが、また、同じ様に「夏休みですよね、」から話し始めた。
確かな言葉が発せられる、その直前。丁度もう一人の社員さんがやって来たので、彼は口を紡んだ。
社員さんの気持ちが、私に向いていること。薄々感じてはいた。けれど、私は今も、気づいていないような素振りで接している。
今の私には、社員さんの気持ちに応えることは出来ないのだ。
──もしかしたら、先生もこんな風に、私に接しているんだろうか。
不意に頭に浮かんだ、悪い想像。複雑な気持ちが、入道雲のように、もくもくと膨らむ。
ほら、また先生だ。
何かにつけて、私は先生を思い浮かべてしまう。早く、私は先生を忘れなければ。
どうか今夜だけは、夢に現れないでいてほしい。
明日目覚めた時、一番に、私は彼ではなく、先生を想ってしまうから。
◎追記にて拍手お返事です。