昨日の宣言どおり、「別冊 図書館戦争」感想続編でございます〜。
昨日にも増して甘いぞ!!もう救心が何粒あっても足りないぞ!
■触りたい、触られたい二月
キスはしてるけど行き着くとこまではいってない堂上と郁。
純情乙女純粋培養でここまできちゃった笠原郁(茨城県産)としては、イロイロと複雑。
そんなこんなで、ちょっとしたことでスレ違ってしまってしまっている折、図書館である事件が起こる。
・両親がルスで、堂上の部屋で二人で
たまたま堂上の両親がルスのときに、堂上家に上がる機会があった郁。
いつになく長いキスが終わると、堂上が軽く肩を突いた。支えがなかったので、あっけなくベッドに倒れた。すると頭の横に堂上の手がきて、郁は堂上を見上げる。…ってここまで書いててすごくつらいんですが!!!!
ものすごくお膳立てされた「普通ならこの流れで最後まで」な感じの状況で、寸止めとなったお二人さん。堂上教官の心中お察し申し上げる。この心臓飛び出しそうな距離感が…いろいろとすごいです。
・純粋培養乙女26歳・茨城県産
もちろん「純粋培養乙女26歳茨城県産=笠原郁」です(笑)
さすが柴崎、この農作物のような表記をするとは。うまいです。超無農薬野菜だね、これ。そんな野菜を育てるのは結構大変なわけで。ちなみに栽培者は堂上篤ですね、この表記でいくと。
・男同士の恋バナ
堂上と小牧がお互いの恋愛の進展具合について語り合っております。小牧のほうは「やっと20超えてくれて親公認。たまの休みにホテルとまる」ってな進展具合。ちなみに堂上のほうは、まぁさっき書いたとおり「寸止め」なわけで。
「正直、どこまで手ぇ出していいかわからん」が、堂上の本音なんでしょうね。そして、「怯えて怖がらせて…逃げられるのが怖い」と続けた堂上がなんともせつない。男の人と女の人にとって、「カラダ」の意味ってたぶん大分違うのだと思う。男の人はやっぱりそういうイキモノなので、カラダをつなげていきつくとこまでいかないと不安なんでしょう。でも、女の子は割合そのあたりはもうちょっと手前の…キスとかまででも満足なんですよね(よく、ただ抱き合って眠りたい、とか女の子言うじゃない!)
複雑な男心をのぞけました〜
・バレンタインデー。初手作りチョコ、が床におっこちた
おっこちたけど、チョコが食べられなくなったわけでなく。それよりも、郁が箱を落とした理由のほうが問題だった。
「堂上の手に触れた」
その瞬間怯えて、息を呑むような悲鳴をあげて箱を落とした。
そんなんされたら堂上さんもさすがに傷つくわけで。これ以上押して嫌われたら、と思うと距離をおきたくなるわけで。
ここまで来てなんたる焦らし…!
・「堂上二正、お前のことよく見てるよ」
なんだか無性に泣けてきて、手塚をハンカチがわりにしたところを…堂上に見られる
別に喧嘩なんかしてないのに、どこか気まずい堂上と郁。そんなとき、手塚が郁にくれたヒトコトが「お前のことよく見てる」
「見る」というのは本当に何気ない行為だけど、すごく意味があるものだと私は思う。その視線に籠もる感情次第で意味が変わる。
手塚の指摘した堂上が郁を見る目の優しいことこの上ない!これ以上の愛情ってきっとないんじゃないかなぁ。このシアワセモノ(笑)なのに、人生ってうまくいきません。大事な友達をハンカチにしているところを堂上さんに見られてしまいましたとさ。
まぁ、この場合、手塚の胸で泣いたことより「堂上のことで泣いた」ことのほうが問題だったわけですが。
・催涙ガス噴射事件+なかなおり
幸いにも避難が早く終わり、被害は最小限に食い止めれれたかに思われた。ところが、難聴の子供がひとりいないとの連絡があり、郁は単独、救助に向かうことにする。すると、もちろん王子様(笑)はついてきて郁を助けてくれるわけで。
命を張って二人で協力して子供の救助をしたことで、なんとなく気まずかった距離が戻ったのでした。
こういうのを見ると、「仕事ではお互い信頼できるパートナーで、プライベートでは一番大事な人」というこの二人の関係って、本当にいいなぁと思う。プライベートでごたごたしても、仕事で繋がって、するとプライベートの関係も修復されるわけです。二人らしい仲直りだよなぁ。
・手当て
柴崎に催涙ガスにさらされた肌の手当てをしてもらった郁。そういえば、堂上も同じように催涙ガスに肌をさらされたんだったと思い立った郁は、堂上を呼び出して肌の手当てをする。
顔の手当てを女にさせる、という図式は端から見ても「トクベツ」な感じだったようで、ちょっとだけ気恥ずかしい二人。
しかし、ここで終わらないのですよ皆さん!!(何)最後にクリームを塗ろうとしたら、堂上が…逃げた。
なぜって?「指で直接触られたら変な気分になる」からだそうですよー!!!
はい、もうご馳走様です!…いやでも、一方的に触られるのってなんとなく気恥ずかしいものですよねv
■こらえる声
概要はあえての略!!
・情緒がなかった罰
やっとのことで「合意」がとれたお二人さんは、ある休みの日にちょっとこじゃれたホテルにやって来た。お先に風呂を使った郁さん。続いて堂上さんが風呂へ。で、ガタブルしながら堂上さんを待っていますと、自分のつけている下着が…スポーツブラであることに気づく。
皆さん、スポーツブラってご存知ですか?
え?ご存知ない?それは、「胸があると邪魔な女子が胸をペッたんこにして動きやすくする」ために存在するブラです。
色気もへったくれもありませんね(笑)というわけで、下着をどこかで調達しようと敵前逃亡をかましかける郁さんですが、案の定堂上に見つかりまして。
「お前にそんな価値は求めてない」とバッサリやられ、あっという間に上を脱がされてしまいました…トサ!
あーもう、私ここの空間にいるのが(読んでいるのが)こんなにも恥ずかしいものを久しぶりに読んだ。でも幸せってそういうこっぱずかしいものなんだと思う次第です。堂上さんオットコマエ!
・天使のブラを以ってして
そんな「はじめて」を挽回すべく、柴崎をつれて下着を買いにきた郁。かの有名な「よせまくってあげる」ブラを購入しようとするが、「天使のブラ」が行うのは背中や腹の贅肉を寄せ集めて「胸」を作成する、という行為なため、贅肉のない郁には天使のブラでよせあげ作戦は実行不能なのであった。がっくし。
この後の「人間なんでもは手に入らないのよ」と言う柴崎も妙に好きです(笑)柴崎は美人で適度に大きな胸で細くて華奢で、女の子としては理想的なスタイルですが、郁のようにスレンダーで足が長くはなれない。ひとりの人間である以上、両立できない事柄もある。人の形質を羨ましがってみても意味がないってことですね。
・肩の負傷
さかのぼること公休中の「外泊」日。
初めてのお泊りでスポーツブラという失態をおかした郁さんですが、さらなる「失態」をおかす。
声が、でそうになるのを必死で耐えていたところ、優しい堂上が「なにか噛んでろ」と言った。
じゃあ、と思った郁さんは何を思ったか「堂上の肩に噛み付いた」のでした。
そんなわけで、堂上の肩には「おんなの歯型」がバッチリと刻まれたのであった。
で、それを「肩の負傷」と思った手塚は「大丈夫ですか」と心配する。
なんだ、この…羞恥プレイ(笑)手塚の言葉に苦笑いを浮かべるしかない堂上さんのおかしいことといったらないですよ、お嬢さん!
・あんまりかわいこと書いてくるな、バカ
「ギャー!!」でした。え、どんな文脈のセリフかわからないって?私に説明させるなよw もう、文脈はなんでもいいじゃないか。これを堂上教官が言った!!!これだけで私はときめいた。ときめかされたとも。
・あんたなんかだいっきらい だいっきらいで結構だよ。
図書館でかくれんぼをする困った子供・雄大。ただの困ったやんちゃぼうずと思っていたら、雄大は実は母親から虐待を受けていた。気づけなかった柴崎は一度雄大のいたずらを母親にチクッたことがあり、事実を知って愕然とする。柴崎が人目を隠れて泣いていると、やってきたのは手塚。「図書館は虐待の専門家じゃない。お前のせいじゃない」なぐさめの言葉をかけてくれる手塚。
でも素直に「ありがと」とは言えない柴崎は「あんたなんかだいっきらい」と言うわけです。
「なんでわたしのことあんたにはわかっちゃうのよ、わかって欲しいなんて言ったことないのに、なんで…どうして」そんな気持ちが滲んだ「だいっきらい」 胸がぎゅーっとなりました。柴崎、かわいすぎるんですが!
■シアワセになりましょう
ついに1巻ラストにたどり着きました。もう力尽きかけてます、この「ラブっぷり」に(笑)
・外泊じゃなくて、二人でちっちゃな家を借りたらどうだろうか
ばかばかしいごっこ遊びだ
昇格試験をクリアし、なんとか三正になれた郁。お給料もあがるし、図書館隊カップルの定番、「二人で仲良く近くに休みの日用のワンルームを借りる」を堂上に提案してみるも、あっさり却下。ばかばかしいごっこ遊び、と切り捨てられてしまう。
まぁ、郁の気持ちもわかりますが、堂上の言いたい「その先」をきかないこの子も悪いですよね(笑)
・「こういうときの女の人のとっておきの飛び道具、知ってる?」
「一緒に部屋を借りたいな」「ばかばかしい」事件からどうにもすねている郁に、小牧が言ったヒトコト。
すねるほうも待つほうも消耗するこの状態を打開するとっておきの飛び道具とは、「甘える」こと。
さすがオトナの提案です(笑)よくわかってます。でも、それを実行できないのが笠原郁なのでした(苦笑)
・1Kを借りてごっこ遊びをする費用=?
和解の兆しを見せたふたりが公休日に再びやってきたのは、喧嘩した日と同じ喫茶店。ご飯を食べ終わると、堂上は不動産のチラシを出す。そこには、郁が言った「ごっこ遊びをする」のにちょうどいい物件のことがかかれていた。堂上に言われるまま、ここを借りてちょっとした休憩所にするための費用を計算すると、約30万。
「それだけあれば、ちょっとした婚約指輪くらい買えると思わないか」
「思います」
「俺から受け取る意思はあるのか」
っ〜!!!
はい、もう声になりませんでした。三十万あれば婚約指輪が買える。結婚ゴッコなんかしなくたって、結婚しよう。
堂上さんはそう言いたかったのでした!はい、もうお腹いっぱいです…。この「意思はあるのか」という言い方がね!いいですよね〜v 普通に「結婚しよう」じゃないのだね!堂上らしくて好きです。
・俺はいつまでお前の教官だ?郁
結婚、という話が出たにもかかわらず相変わらずの「教官」呼びをつづける郁に、堂上が言い放ったヒトコト。
さりげなく呼び捨てしつつ、「俺も呼べ」オーラだしてくるなんて、反則です!!「キャー」とか「ギャー」って言葉はここで枯れ果てました(笑)同じ堂上になるのに、「堂上教官」じゃ今後困るのはその通りなんですけどね!
さりげなく「俺様」ってくる堂上が核爆弾レベルで萌え(ここにきて初めて萌え、と言ってみた)
はい、もう長すぎて皆さんドン引きされている頃だと思いますが!これにて別冊図書館戦争の感想を畳みます。
今の字数は4500字です。過去最長記録ではないかと…!ここまで付き合ってくださったみなさん、ありがとうございます。
この記事は更新通知行かないようにすると言ったのに、うっかり忘れて更新通知いってます…orz
ごめんなさい!!
あ、こんなところで難ですが、新たに購読してくださった貴方様、本当にありがとうございますv こんな辺境ブログを購読してくださるなんて神様のようなお方ですね…!