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三成in戦国ワールド

※タイトル並に頭の悪そうなパロディ物です。
※not現パロ。
※完全捏造の現代人三成(生まれ変わり)が戦国に行くお話。
※他にも捏造現代人な人が出てきます。
※ほんのり家三

※全部平気!な方のみお楽しみください。




(……う、頭、痛い…。)

どうやらどこぞへ倒れ込んだ時に頭をぶつけてしまったらしい。普段は飲まぬ酒の力も手伝ってか、グラグラするようなガンガンするような気持ち悪い感覚が体の底から沸き上がってくる。瞼が酷く重い。まだ目を開けたくない。

(と言うか記憶がない…ここは、何処だ?)

記憶を頼りにゴソゴソとズボンのポケットを漁ると携帯を手に取り顔の前まで持ってくる、が、休息を欲している体は中々重い瞼を持ち上げてはくれないようだ。意を決してボンヤリと薄目を開く。そして携帯の画面を確認し、メールボックスを開くと最近のメールを辿る。

to:石田三成
from:大谷
-----------------------
先程の電話、
酷く酔っていたようだが
家には帰れたのか?
-end-

(…覚えてない。私はいつ大谷に電話したんだ?)

to:石田三成
from:家康
-----------------------
すまん三成!
寝てて電話に気付かなかった!
お前から電話も珍しいな。
どうした?何かあったか?
何なら今からでも家に来い!二ケツでバイク通勤、久々にできるな(笑)
-end-

(家康にまで…私は何をしてるんだ…)

メールからは既に未読マークが消えていたからきっと酔っ払ったままの状態で読んでそのまま寝てしまったのだろう。ちなみに大谷と家康は古くからの友人…というのか腐れ縁とでも言うのか。同じ幼稚園、小学校、中学校と進み、高校すら別れてしまったもの、そのまま同じ大学へと進学し(今思えば良く全員同じ大学に進めたものだ)今や教える教科は違えど同じ教壇に立つ者として何の因果か三成の母校で教鞭を奮っている…まぁ、親友という関係だ。


「元はと言えば…家康貴様が私に無理矢理日本酒一気など煽るか……っ!学校!」

家康からのメールを見返し、そう言えば今日は仕事ではなかったかと携帯の画面を睨む。時計は03:45を差している。…通りで周りも薄暗い訳だ。このままもう一眠りしても問題ないだろう。家康の予定とは違うが、ヤバくなったら家康のバイクに拾って貰うか大谷の車に拾って貰えば問題なく間に合うだろう。うん、そうだ。それにこのままの状態で仕事をする訳にはいかないだろう。今の私に必要なのは十分な休息だ。と、自分に言い聞かせ携帯のアラームをセットし、家康のメールに返信する。

to:家康
from;石田三成
-----------------------
貴様のせいで飲み過ぎだ。
迎えに来るのは当然だろ。
-end-

文章を打ち込み、送信ボタンを押すと私はそのまま意識を手放した。





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