11月17日 15:19
コミュ力って美味しいのかよ


如月恭介:「どうも最近深刻な意味でボケが酷い如月です。こうちゃん(高校のハウス会の同期。弟キャラ。ツンデレ。毒舌。多分俺最低辺に見てる)に『記憶障害』と言われたが、わりと妥当だと思うくらいに11月から頭ぱっぱらぱーな俺がいる。まずことのきっかけは月曜二限の民法なんだが、学園祭前(つまり二週間前)にきた休講情報を今回の授業休みだと勘違いして素で民法出ないという事件があったんだが、それからとにかく頭おかしい。予定あるのに日付勘違いして別の予定さらに入れてダブルブッキングしちゃったり、先日は一週間前にプリント見せてあげた少年に『(君って)この授業とってたっけ』などと意味不明なことを言ってしまったり(失礼にもほどがある)、昨日に至ってはゼミのガイダンスで先生に『君は誰のドイツ語をとってるんだい?』と聞かれて『月曜4限の……あれ?(名前が思い出せない)』ってなったり、とにかく、尋常じゃない。誰か助けてくれ」

星ノ雫:「それは……深刻ですね汗」

謎のひよこ:「あの女がマジレスしてしまうくらい今本体は頭抱えている悩みである。おかげでゼミへの不安通りこして、己への疑心暗鬼状態になっている。大丈夫なのか笑」

如月恭介:「それにしてもこの前謎の面子で食事をした」

星ノ雫:「w」

如月恭介:「そもそもきっかけ忘れたがどっかで少年と会ってゼミの話をし、『え、行きたいとこ被ってるじゃん!一緒に行こうよ恭介さん(彼は何故か俺のことを下の名前+さん付けという新しい呼び方で俺を呼ぶ。あ、あの女もそうだけど)。俺友達少ないからさ、一緒に回る人いなくて』と言われてゼミ三つ回る約束をしたのは良いんだが」

謎のひよこ:「友達少ないも何も、お前のが少ないだろ。学科の友達なら特に」

如月恭介:「だ ま れw 経済学科が多いはずなのに極端に狭い俺の学科の女子の友人関係旅の会とドイツ語会話と入学初期面子だけなんだけどw で、学部に広げると風流会のせいで途端に政治学科の男子の友達が増える。何でだw女の子の友人がw欲しいwお近づきになりたいw」

星ノ雫:「そういう疾しい気持ちで女性を見るから女性が恭介さんを引いてしまうんですよ。現に私も先輩に対して引き気味ですし」

如月恭介:「泣いていい?」

星ノ雫:「まあ、ゆーて意外と一般の方も学部学科の友人関係そんなもんなんじゃないですか?」

如月恭介:「そうだといいけどな(遠い目←学部の学科が華やか過ぎて居心地悪い症候群を二年間患ってるが恐らくきっと残り二年もそうなんだろうなと思っている)。――で、話もとに戻すが、彼とゼミを巡る奇妙な冒険最終話が俺の本命ゼミとなったガイダンスだったんだが、以下衝撃の展開を繰り広げることに」



***再現VTR(ゼミガイダンス終了にて)
星ノ雫:「――で、どうしますか?(ゼミ決まりましたか、の意)」

少年:「あ、お昼?どうする?食べた?(お昼の時間にゼミガイダンスがあるためこの時期皆お昼を食べそびれている)」

星ノ雫:「えw(お昼食べる話じゃ、ないです!) いや、お昼は食べてないですはい(私は基本男性と話すの苦手です。真面目に。挙動不審になる傾向がある)」

少年:「どこで食べようか」

星ノ雫:「いやあの私、おにぎり持ってきたので……3限ありますし、すぐそこで(3限まであと20分ですし、別にちゃちゃっと一人で食べるんでも気にしないのですが、悪いですし)」

少年:「あ、じゃあ俺下で買ってくる!待ってて」

星ノ雫:「あ、はい(えええええ行っちゃいましたよ!下で買ってくるくらいなら美味しいものお友達と食べに行けばいいのに申し訳ないですねえ)」

どうしようもなくなったので待つこと五分。彼はデカい可愛い甘いデニッシュだか何だかを買ってきていた。

星ノ雫:「あ、なんか大きいですね(胸焼けを起こしそうです!←甘いのずっと食べてられない人 ていうか選択が女子ですね。私のおにぎり見られたくない……汗)」

少年:「もしかしてお昼食べちゃった?!」

星ノ雫:「いえいえ(いやそこまで私酷くないですけど!)」

少年:「おにぎり自分で作ったの?

星ノ雫:「すみませんお母さん作です……ゼミガイダンス期間なんで簡単におにぎりでいいと言ったんでこれです(うっわあああああああ!おにぎりくらい私自分で作れよって感じですよね!この少年一人暮らしですよ!)」

少年:「へえ、おにぎり可愛いね!」

星ノ雫:「え、そうですかね苦笑(見てますか?!このデカさ(本当にでかい)!!めっちゃごついですよこれ!!もう絶対具とか見られたくないです本当に!)」

少年:「具何入ってるの?」

星ノ雫:「すみませんから揚げです(よりによってごついのだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!こんな女の子いませんようわあああああああああああ!)

少年:「へえ、美味しそう!」

星ノ雫:「ふふふ(ええええええええ本当にそう思ってますかあなた!)」

留学生少年:「うっす……?!(少年に話しかけた後に、本体に気付いて目が点になっている。本体と留学少年は恐らくまともな会話を交わしたことがない)」

星ノ雫:「あ、どうも(なんですかこの組み合わせ!私退散すべきじゃないですか?!)」

少年:「今雫さんとガイダンス出てたんだよ」

留学少年:「XXXXXXXXXXXX(少年にものっそ小さな声で話しかけている)」

少年:「留学少年が『雫さんゼミ決まった?』だって」

星ノ雫:「あ、決まりましたよ。留学少年さんは?(えええええ少年通訳状態じゃないですか!!間に人はさまないと話せないなんて、私ものっそ警戒されてるじゃないですか!!)」

留学少年:「XXXXXXXXXXX」

少年:「XXゼミだって」

星ノ雫:「そうですか笑(もう突っ込みませんこの異常面子)」

留学少年:「XXXXXX(トイレか何かで席を外す)」

少年:「ところで雫さん、アニメよく見るんだっけ」

星ノ雫:「え、いやこの二年間あんままともに見れてないです(この流れでそっち行くんですか!!やだ恥ずかしい。ちょっと先輩変わって下さい)」

如月恭介:「(え、俺人様に自分の好み話すとか恥ずかしすぎて無理なんだけど)」

星ノ雫:「(いや私こそ本当にそういう話よく分からないんでお願いします)」

少年:「え、そうなの! まあ俺も最近見始めたんだけどさ、デュラララって面白いねえ」

如月恭介:「あ、あれめっちゃ面白いよね(うおおおおおここでそれを出すのか 俺静雄派だぜええええええええええええええええ!)。俺もつい昨日見たよ」

謎のひよこ:「(見たのか。なうだな笑)」

少年:「え、そうなの!」

如月恭介:「あれ二期やんないのかなあ」

少年:「デュラララって声優が豪華だからなかなかお金の問題でやれないらしいよ?ちなみに恭介さんデュラララの声優とか分かる?」

如月恭介:「あ、多少は(何だこれめっちゃ恥ずかしい会話だな。死にたい)」

少年:「え、そこまで分かるの!」

如月恭介:「いや、本当ちょっとだけ(え、分かんないの?!めっちゃ俺恥ずかしい奴じゃん!つか俺本当ににわかだから俺もよく分かんないんだけど!)」

少年:「いや俺も先日友人にそういうの叩き込まれただけだけどさ、正臣がデスノートの月の声だってのは分かったよ。臨也の声の人はめっちゃ有名らしいね」

如月恭介:「ああ、夏目友人帳の主人公の声だよね」

少年:「え、何それ?アニメ?少年漫画?」

如月恭介:「あ、少女漫画です(えええええこれ有名どころなのに知らないのか!)」

少年:「そうなんだ! 青エクの目メフィストフェレスの声は臨也らしいよ」

如月恭介:「え、そうなの!(むしろそっち知らなかったああああああああああああ!!いい声だと思ってたけど畜生!)」

留学少年:「よっす(トイレか何かから戻ってきた)」

如月恭介:「お帰りー(勿論アニメの話は慌ててぶち切る)」

少年:「おー、お帰り!」

如月恭介:「あ、じゃあ俺授業行くから。お疲れー◎(混沌の世界から無事脱出)」


***

謎のひよこ:「なるほど異常な面子だ」

如月恭介:「めっちゃ緊張した上に何故俺はアニメの会話をしてるのか自分を見失いそうになった」

星ノ雫:「私は菓子パン食べてる男性にごついおにぎり見られたのがいたたまれなくて死にそうでした」

謎のひよこ:「とりあえずさ、お前ら、もう少しコミュ力磨けよ。明らか現実の言葉と心の言葉の文字数違ってるじゃないか。もはや饒舌具合が別人だろ」

如月恭介・星ノ雫:「はい気を付けます」



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