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苦しい

小さい頃は月が欲しかった。
あんなにきれいなもの、ほかにない。
でもこの手につかめないと知ったとき、落胆した。
「本当に欲しいものは手に入らないのだ」。

世の中はずるい。
平等なんて夢のまた夢。
疲れた人間がみる儚い夢。

人間は不平等。
だからこそ争い、憎み、泣く。

こんなくだらない世界には、三日月ほどの希望すら望めない。
いらない。
そんな世界は。

壊れてしまえ、壊れてしまえと望んで、
壊れたものは私の世界だった。

ああ、くだらない世界だ。
なんて汚い世界だ。
息苦しい、息ができない。

なんであんなにも昔焦がれた月が、
今になって私を照らすんだろう。

もう、希望なんて持たないと決めたはずなのに。。



ああ、月が満ちてく。


私はまだ、変われないまま。
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