2012-12-31 04:33
冬に落とされる低く、重たい音。
一つだけの音に
心が弾み飛ぶ。
こんな世界は初めてで
魅せてくれる君はもう居なくて。
求める居場所はあるのか。
そんな答えは
とっくの前に見え透いてた。
もう君は帰ってはこない。
緑のレーザー飛ばして
せめて空の向こうに届けばと…。
真夜中に響かせるこの音に
君の名をつけるんだろう。
さよならすら言えないんだよ。
君の温もりが薄れてく。
こうして人は後悔に触れて
自分の無力さに苛立つのだろう。
そうやってばかりじゃ僕らはもう
棒に振るってばかり青春ってやつを。