現在片想い中の彼の話に入る前に、私の恋愛に対するトラウマの話をしたいと思います。
恋愛その物というより“部内恋愛”に対するトラウマです。1ということは勿論、2もあります(^q^)

このトラウマ、何が問題かって私自身は当事者でもなんでもないただの巻き込まれタイプだったこと。植え付けられてから5年以上経ってるんですが、今なお克服の仕方がわからない。

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【事の発端】
吹奏楽部で同じパートだった同級生のA子とB子(B子は1年生のときから友達)。

A子は中学のときから付き合ってた彼氏と高校が別々になり、1年生の途中くらいに別れました。
2年生のとき、同じパートの3年生の先輩と付き合い始めます。先輩が告白したらしい。ほぼ進級と同時。
で、在学中の1年間は問題無かったんだけど、先輩が卒業して遠くの大学に行くため遠恋に。確かそれから2,3ヶ月したら破局した。

3年生の文化祭後、非常に許せない出来事があって私はA子を嫌いになりました。そしたらB子が、
「ゆっこちゃん今更!?」
え……どういうこと……?

なんと先輩達(他に女子が3人いた)もA子が好きではなかったと。しかも他パートの幹部陣や、同パートの後輩からも好かれてはいなかったという衝撃の事実発覚。
私、「自分が良ければそれでいい」とか思ってるところあるので、実害が出た3年のあのときまで気にもしなかったんですよ。パートの結束力は異常だったので。まさかみんなの腹ん中でそんな黒いもんが渦巻いていたとは(^_^;)

【原因】
A子と先輩が付き合うことはパートの先輩達全員が反対だったんです。しかも他パートの先輩にも反対派がいた。
というのも、パートの先輩の一人に、同じクラスで気も合ってお似合いだった人がいて。確か先輩(♂)が一度告白したけどそのときは断ったって話だった気がする。とにかくいろいろあったそうです。
まぁ、それで、A子は誰にも祝福されることなくお付き合いを始めたのです。本人が反対されてたことを知ってたのかは今もわからない。

【そして私は】
とにかく“身近な人に祝福されない恋愛”ってのがこんなに近くで起きたことと、彼女の方の嫌われっぷりが尋常じゃなかったことがとても恐ろしかった。まぁ……最終的に私も嫌いになったけど。

でも、部活動をしていくうえで縦横の関係ってのは大事じゃない?あの子嫌い、で済むだけの話が恋愛が絡んで余計ややこしいことになったよね…。
先輩達は、私が「実はA子が…」って言い出すまで在学中に部活内で険悪な空気を出すことはなかった。打ち明けてからは凄かったけどw

本当にね、文章にするのが難しい程に嫌われてたの。先輩達からは、

「なんで○○はA子と付き合ってんだろ」
「卒業したら別れるよ。あの子遠恋できないから」←案の定でした

先輩と別れてからしばらくして他パートの後輩と付き合いだすと、

「うちの大事な○○がA子の毒牙に!!」

とそこのパートリーダーに言われる始末。若干の誇張もありますがつまりこんな感じ。

こんなん見せられたら、聞かされたら、狭いコミュニティの中で恋愛するの怖くなりませんか?人との出会いの場は限られているし、そこで恋愛するには避けられない問題だってわかってはいるけれども。
経験の無い私が、祝福と希望溢れる恋愛に憧れていたのは当然なのですよ。高校生だし初恋終わったばかりだし。なのに最初に見た現実が、誰にも祝福されない恋愛って……トラウマにならない方が可笑しい。

あと、私はパートリーダーだったので、「円滑な活動」「部の調和」を図るべき立場であったことも関係してるんじゃないかと考える訳です。
私が、乱して、どうする!
みたいな責任感が今も心にある。もう責任ある役職に就いてないのに。