一「見ろよこの猫にゃんたち〜」
翼「……一、今回はまた随分と多いな」
一「可愛いだろ?くぅ〜いいなぁ〜猫にゃん」
翼「………ところで、って一〜〜〜」
一「ん?どうしたんだよ翼」
翼「猫にkissしている暇があったら俺の足にまとわりつく白い蛇や白いイグアナを何とかしろ!」
一「ん〜害はねぇし、いいだろ?あ〜よしよし。先生も絶対喜ぶよな〜見せてこよっと」
翼「こら〜は〜じ〜め〜!!俺を置いていくなぁ〜〜〜」
「なぁなぁ、先生。にゃんこ、可愛いだろ?先生みたいにさっ」
桜桃さま〜届きました!箱開けて感極まって泣きそうです(´Д`)本当にありがとうございます!今夜絶対メールしますから!!まずはここで叫んどきます(爆)桜桃さま大好きですー!!!
2008-9-30 21:14
瑞希は、キッチンに佇む最愛の女性にそっと近づくと、その肩に顎を置いて彼の作業を覗き見た。
クリーム色の生地は飛び散り、焼いたらこんがりときつね色になるはずのお菓子は、どこをどう間違ったのか真っ黒に染まっていた。
「………化学、反応の臨界点突破?」
驚いて口から出た言葉に、悠里はムッと頬を膨らませて勢いよく振り返った。
「瑞希ったら、何言ってるのよ!これは至って普通クッキーでしょ!」
ずいっとつきつけられたクッキーと呼ばれるお菓子を無言で観察、後にこれはクッキーではないと判断する。
「……どうしたの?今日は特別な日?」
クッキーの判定は避けてそう聞くと、うって変わって、花開いたような笑顔を見せた悠里に、思わず目眩がした。
「実はね、友達の誕生日なのよ!だからクッキーをやいて持っていこうとおも……」
「っ!やめたほうがいい。その友達のことを思うなら今すぐ市販にするべきだ」
早口で捲し立てて悠里をキッチンからベリッと剥がした。
これを誕生日に見せられる友達の心に深い傷がつく。
それは何としても避けるべきだった。
「うっ、やっぱり見た目があんまり良くないかな?」
「………………。」
ショボンとする悠里に何も言えず、ふっと息を吐くと頭を優しく撫でた。
「大丈夫……今度は、僕と一緒に作ろう?」
「瑞希?」
「二人で作ったら、2倍、美味しい、はず………」
とりあえず真っ黒なクッキーではなくなるだろう。
そう考えて、瑞希は悠里に微笑みかけた。
チュッとリップ音を響かせ、悠里の額に口付けると、彼女の友達を救うために瑞希自らキッチンに立ったのだった。
もちろん、貴方のためだよ?
fin.
あとがき
初!本当に初めてと言ってもいい瑞悠(笑)お友達に誕生日プレゼントを作る悠里先生です(≧▽≦)
いやぁ瑞希が偽物で泣きたくなりますが(涙)小雪さん的には『瑞希』という呼び捨てはかなり好きです(o^-^o)
そして、こちらを見て下さっているか分かりませんが、本日誕生日を迎えられたキリィさまに捧げます!キリィさま〜お誕生日、おめでとうございます!!
2008-9-29 23:21