作家・東野圭吾氏の小説を女優の中谷美紀主演で映像化するWOWOW『連続ドラマW 東野圭吾 片想い』の初回放送日が10/21(毎週土曜22:00、全6話※第1話無料放送)に決定。予告編&ポスタービジュアルもお披露目された。さらに、和田正人、中村アン、田中要次、秋吉久美子ら計11名のキャストが発表された。
スポーツライターの西脇哲朗(桐谷健太)は、大学生時代に所属していたアメリカンフットボール部のマネジャー・理沙子(国仲涼子)と結婚したが、夫婦仲はうまくいっていない。ある日、哲朗は早田幸弘(大谷亮平)、須貝誠(和田正人)ら男性チームメートと同窓会を開いた帰り、須貝と2人で忍び込んだ大学のグラウンドで、部のマネジャーだった日浦美月(中谷美紀)に遭遇する。異様な雰囲気を醸し出す美月の口からは「人を殺した」という衝撃の言葉が…。
さらに性別違和を告白する美月は、男としてクラブでバーテンダーとして働き、ホステスの佐伯香里(中村アン)につきまとう客を人目のない所で殺したというのだ。最初は絶句した哲朗たちだが、アメフト部の元部員で美月の元恋人、中尾功輔(鈴木浩介)も交え、美月を守ろうと決意する。そんな折、美月が失踪。哲朗は美月を捜すうちに、次々と苦悩に満ちた事実に直面する――。
ドラマは《ジェンダー》を題材にした東野圭吾の累計発行部数100万部を突破する長編ミステリー[片想い;文春文庫]が原作。
ポスタービジュアルは、ポスタービジュアルは中谷サンの背後に共演者が並ぶデザインで、美月をはじめ、哲朗、理沙子らが強く鋭いまなざしで正面を見据える印象的な仕上がりに。「守りたかった、君の心を。あの頃の僕たちを。」と「東野圭吾最大の問題作をついにドラマ化」という二つのコピーが、事件、謎解き、絡み合う人間ドラマ…と、さまざまなギミックが散りばめられた本作の世界観を表現している。
予告編では、殺人事件の現場が映し出された後に、美月(中谷美紀)が哲朗(桐谷健太)に「人を殺した」と告白する衝撃のシーンからスタート。続けて「俺は今男として生きている」「物心ついた頃から俺は自分のことを男だと思っていた」と自らが性同一性障害と明かし、戸惑うアメフト部時代の仲間、哲朗と理沙子(国仲涼子)、須貝(和田正人)の様子が映し出される。
同じくアメフト部時代のチームメイトで現在は新聞記者の早田(大谷亮平)が殺人事件の取材を開始。美月のかつての恋人・中尾(鈴木浩介)の姿もあり、主要キャストの紹介。さらに、美月が男としての感情が抑えられなくなり、大学生時代から恋をしていた理沙子を後ろから抱きしめてキスをする、思わずドキッとするシーンも収められている。
美月の告白によって生じた、仲間を想う気持ちと突きつけられた現実との葛藤、そして東野ミステリーの真骨頂とも言うべき予測不可能で緻密なミステリー要素がちりばめられた第1話への期待を高める予告編となっている。
主要キャスト以外の出演者情報も解禁された。アメフト部のチームメイトで現在は保険会社勤務の須貝誠に和田正人を配役。 また、美月と同じく銀座のクラブ「猫目」に勤めるホステスで、殺人事件の被害者である戸倉という男にストーカーされていた佐伯香里を演じるのは中村アン。後々、香里にも驚愕の真実が隠されていたことが発覚する注目のキャラクターだ。
ほかにも、高月彩良、眞島秀和、赤堀雅秋、酒井美紀、丘みつ子、田中要次、秋吉久美子、田中泯、橋爪功らが出演する。
▽和田正人コメント
人を思うという純粋な心の在り方を、底辺から覆されるほどの、人の愛の深さを感じさせられるドラマです。僕が演じる須貝という人間は、一般的なまっとうなサラリーマンです。 このドラマを一般的な目線で見るための視聴者目線の役柄です。 僕の役に寄り添って見ていただけることで、よりこの作品の深みを感じられると思います。素直な気持ちで最後まで楽しんでください。
美月の告白によって生じた、仲間を想う気持ちと現実との葛藤、そして東野ミステリーの真骨頂ともいうべき予測不可能で緻密なミステリー要素も存分に描かれ、期待が高まる予告編となっている。