話題:理想のタイプ


青果市場なんて楽しいの〜?と、ちょびっと嫌がるN女史と一緒に出かけた神田です(先週)

旦那の俺様が行くって言ってんだから嫁の立場でゴチャゴチャ言ってんじゃねーぞコラア!と一気に言いたい気持ちをググッと抑え、魚市場と違って生臭くないから!好きな物買ってあげるから!と前日から言いまくってやっとOKが出た

ただ出かけるだけなら一人でどこでも行くけどよ、定価があって無いような物を買いに行く時のこの人の存在は大きいんだよね

『値引きを引き出す女』なのだ

目指すは大好物の柿だったのだが、事前調査では、高級スーパーやデパートの食品売り場に並べられるような質の良い柿が揃っていると判明したもんで、そういうのが欲しくなるに決まってるからさ、できれば安く手に入れたいと思ったのだよ

行く前は積極的に足が前に出るという感じではなかったのだが、市場に着いて沢山の色とりどりの果物を見たら気分が良くなったようで、スタスタと前を歩くN女史

遅れてついて行く俺

これがミソなんだよ

男連れとなると市場のオッチャン達が嫌がるだろう?ニヤリ

〜中略〜

遠くから見てたもんで、店のオッチャンとどういうやり取りをしたかわからなかったんだけど、見事に大玉の柿をゲットしてくれた

これは太秋(たいしゅう)柿と言って、富有の子供という位置づけの柿で、表面に筋が入ってしまうのだけど、この筋が甘さの証拠なのだそうな

普通のスーパーでも売っているかも知れないけど、この重さのにはなかなか出会えない

1個500グラムくらいある

その店では1個280円の札がついていたのだけど、何故か5個1000円でゲッツ!


オマケに紀ノ川柿という、これまた大玉の柿を1個、どこ産なのか聞いたけど忘れたというミカンも5個つけてくれてこの値段

だから連れて行かなきゃダメなんだよ

でこの太秋柿、この日はまだ緑が多かったので2日後に食べてみた

シャリシャリとした歯触りで、俺が欲していた自然の甘さがあって超美味だったぜ

紀ノ川柿は、N女史が一人でいる時に太秋柿と間違って食べてしまったのだが、これまた美味だったと

種のある柿は、人間が食べやすいように加工した元は渋柿の種無し柿より糖度や舌触りの点では負けても、その木が子孫を残すために一生懸命こしらえた実だから好きなんだよ

ま勿論、栽培した物だから自然に育ったわけではないけどね

それでも果物は種のあるやつ、女は上手に買い物ができるのが理想のタイプの神田でした