話題:週末の出来事


土曜はついにN女史パパの御登場



ビギンのボーカルのような丸四角な人だった



前に電話で話してたしハンバーガーもくれてたので、百合子さんに初めて会った時ほどは緊張しなかったな



だが男親はそんな簡単にはいかないものなんじゃないかと受け答えの台詞はかなりの数用意してた神田



だけどパパさん喋ろうとすると百合子さんがそれを遮り、神田が出した料理をホメるホメる(笑)



この砂肝美味しいわね〜、ビールはやっぱりスーパードライよね、って関係ない話題に持ってく持ってく(笑)



それでもボソボソと話し始めたパパさん



神田は自身のこれまでや将来の展望などを聞かれ、次第に和気あいあいな雰囲気になってった




パパさんは、N女史は2度目の結婚だし、どんな男を紹介されても協力していく心の準備はしていたそうな



今の神田の若さや経済力の無さも時間が解決してくれるだろうと言ってくれたよ


それよりこの若さで将来を決めていいのかって心配してくれたくらいで…



それについてはどう説明したところでガキの言い分と捉えられる可能性を否定できなかったもんで、あえて深いところまでは言わなかった




言ったのは…

欧米人は大学に上がる前にある程度自立する傾向があること


学費は自分で出すのが当たり前


そういう考え方が神田にもあるから、高校3年間バイトしてた


だいぶ貯まってたんだけど教習所代が痛かった


運転免許も欧米は安価で取れるから日本は生きにくい


なるべく早く結婚して家庭を持ち、早く一人前の男になりたい、etc.



パパさんふむふむと聞いてくれて、神田の真面目な部分は理解してくれたようだった



問題は君の御両親にうちの娘が受け入れられるかどうかだねって



あらまビックリ、前にN女史が言ってたことと同じ台詞が出てきたよ





まだ話してないけど、そこはうまく説得しますと答えるしかなかった



でも多分大丈夫なんじゃないかな



でもそこが問題じゃなかったんだよ



N女史にはお兄さんがいて、そのお兄さんのお嫁さんと百合子さんの仲があまりよくないらしい


だから出来れば将来老後の面倒をN女史とその配偶者に見てもらいたいってな期待があるんだと



そこらへんまでは考えてなかったし、お兄さんがいるってことで安心してた神田


婿入りではなく、名字は違っても同居の可能性も心の隅っこに置いといてくれると有り難いみたいな事を言われたのだ


もし同居してくれるなら全面的に協力するとまでね



御意向に沿う形に持っていけるかどうかも含めて今後の神田を見てて下さいとしか言えなかったよよよ




3時間くらいの食事会だったのだが、無事に終わってパパさん百合子さん帰って行った



今回もN女史サポート無し


干物焼いたのも神田


その間親子3人でガハハと談笑してやがって…



だけど部屋に2人だけになった瞬間神田に抱きついてきたからね、またしても目に涙いっぱいためて


だから許してやったよ



どうも百合子さんがいる場では自分を引っ込めてしまう傾向があるような


実の親子なのに何やってんだよ、不思議な人だ(笑)



というわけで
この夏最大のイベントも乗り切った神田でした