話題:フルーツ


資金が潤沢だった頃は、このデコポンを箱買いしていた神田です

デコポン美味しいよね

親はポンカンと清見(きよみ)でね、清見ってのは温州みかん(普通のみかん)とアメリカ系オレンジを交配させた我が国初のタンゴール(みかんとオレンジのあいのこ)なのよ

ポンカンは昔からあったようで、甘くて美味しいんだけど種が多いもんだから都会の年寄り達には敬遠されてるんだよ

清見も美味しいんだけど、オレンジと同じように手ではむきにくいときたもんだ

そこで、甘くてジューシーな、手で簡単にむけて商品価値の高い品種を農家は欲したのだろう

それで出来たのがデコポン

但しデコポンは登録商標でして、品種名は不知火

不知火の読み方は「シラヌイ」でも「シラヌヒ」でもいいんだとよ

でもわざわざシラヌヒと呼ぶ人はいないような(^^;)

この登録商標のデコポンは、農協を通して流通した不知火だけに使われる名前らしい

糖度が農協が定めた基準を越えたものがデコポンで、もし店頭で不知火と表示してあるデコポン的なものを見つけたら、それは農協を通してないので糖度が落ちるってことなんだろうね

神田自身、不知火として売ってるのは見たことがないので、多分そういうのはジュースや他の物に加工されるんじゃないかと思う

でこのデコポン、産地で味が違うんだよ

柑橘類は愛媛や和歌山が有名だけど、デコポンに関しては熊本産が抜群に美味

値段も全然違うんだよね

一般的な八百屋では高額過ぎて売れ残る

その売れ残りを全部買うのが神田

売り切れないから八百屋のオヤジは少し安い和歌山産を仕入れる

だけど和歌山産は買わないと言い張る神田

すると熊本産を仕入れる八百屋オヤジ

また売れ残る

それを買う神田

こういう流れで箱買いしてました(笑)

それでも1個250〜300円はしたから、結構贅沢な買い物だね


俺がデコポン買ってくると、妹は物凄く喜んだもんね

妹の喜ぶ顔を見るのが好きだから八百屋オヤジとの攻防も気合い入ったよ(笑)

妹はこのデコポンの皮を大量に廃棄するのは勿体ないと思ったようで、皮を使った料理にチャレンジしてた

前にユズを実らしたんだけどさ、勝手に品種改良してそのまま食べられる実を作ったつもりだったんだけど酸っぱいを通り越して苦かったわけよ

その時も捨てるのは勿体ないと言って皮はジャムに、種は蒸留水や焼酎に入れて化粧水を作ってた

こういう女を嫁さんにもらうべきだったな

だから妹は嫁には出さない(笑)



もうそろそろデコポンも終わりだな

次はメロンかな

だけどメロンは高いからダメだ(>_<)

ま、何か考えますよ(^O^)/