話題:別れ


ずっと乗りたいと考えていた紺パッソを泣く泣く手放した神田です

その前に、こないだ買ったスティングレーだけど、その車は妹に買ってやったつもりだったんだよね

ところがオヤジが乗り回すもんだから妹の乗る車が無い日が増えた

そこで俺が通勤に使っていた紺パッソを妹が使えるようにしたのだが、非力過ぎて疲れると毎日のように苦情を言いやがって

妹が運営する英会話教室は順調で、教室を郊外にいくつか増やしたんだよね

その郊外に行くのに高速を使うんだけど、妹にしてみればスピードが出なくて出なくて嫌になっちゃった、と

それでも、それしか無いんだから我慢して乗れと説得はしたんだよ

このやり取りを聞いていた御曹司妹が「じゃ私に譲って」と言い出した

彼女は紺パッソが好きなんだな

買いに行ったら新型に切り替わっていて手に入らなかった過去があるため、余計に好きなのだ

そこで御曹司パパに聞いてみて、OKだったら譲ると言ってしまった

結果OKだったので、その日のうちにトヨタマンに名義変更の手続きを頼んだ

だからもう手元には無い(T_T)

今は御曹司家のガレージの片隅にいる筈


いい車だったんだよ

新しくて中も外もキレイだったし装備も充実してたし

エアコンもよく効いて軽自動車にはない快適性も備えていたしね

ただ肝心の走りの部分では、俺も何となくちょっと遅いなとは思っていた

軽自動車にバンバン抜かれるからね(^^;)

妹は決してスピード狂ではないのだが、でもそれに近いものがあるため、敢えてスピードの出ない車を買い与えたのよ

安全運転させたかったから

でももう少し大きな車の方が、周りの車とのバランスがとれてより安全なんだよと妹に言われ、まあそれはそうだなと思った次第

どうも車社会の知識に関しては妹に完全に抜かれた

俺は金を出すだけの人になった方がいいみたい(ToT)




紺パッソは馴染みの買い取り屋さんに査定してもらった値段で譲るつもりだったが、御曹司パパがその額に少し足してくれた

その資金を元に次の車の選考に入った

俺の希望は、大きくてもスピードは期待できないハイブリッド

やっぱり妹にはスピードを出させたくないんだよ

燃費を重視すれば自ずとスピードは出さなくなるハイブリッドが最高なんだよな

妹は紺パッソより速ければ何でもいいと言うのでハイブリッドに決まり

そのハイブリッド、本日納車された


つづく