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ブラックボード〜時代と戦った教師たち〜第一夜

4月5日に放送された
「ブラックボード
〜時代と戦った教師たち〜
第一夜」

軽くレポート&感想いきます





戦争のあった時代のことを
私はほとんど知りません

もちろん
教科書で習ったり
知識としては幾分か

だけど
その時代に生きた
人の想いに触れる機会は
ごくわずか

それは実際に
当時のお話を聞いたり

あるいはこうやって
ドラマや
ドキュメンタリーという形で
表現されるものを観たり

日々の中で
思い起こすことも少なく
遠く忘れそうになる昔のこと


だけど

忘れてはならないこと


戦中の教室

白濱先生の授業
今とはまるで違う

「これは聖戦である」

正しい立派な戦い
その果てに


「未來」があると



ーーーーー



・・・と
おカタイ感想を書きかけて
くじけとります(笑)
ちょっと
普段の口調に戻すね!


正平さんのお母さん
待ってたんだろうなぁ
旦那さんや
息子さんが亡くなり
長くつらい思いを抱えて

でも
正平さんが帰ってきてくれた

その気持ちを
表には出さなくても

うれしかったんだろうなぁ


白濱家で
対照的な二人の女性
久子さんと静子さん

生活をするため
夜の仕事に出かける静子さん

久子さんも
新潟へ嫁ぐつもりで

それは
子どもたちも同じ

学校にも行かず働いて


誰もが
生き延びるのに必死だった


だけど


本当は学校に行きたい


白濱先生
子ども大好きなんだろうなぁ

野球のボールを投げ返した時
子どもたちの
元気な笑い声にうなずいて


戦争中とは
何もかも変わって

国史は社会科に


そして同窓会

久しぶりに会った
教え子たちは

視力を失い
家族を亡くし
心を閉ざし

誰もが傷ついていて

それも全て


先生の言葉を信じたせいだと


また
お国のために戦えと
言うのか?と
問い詰められるも

答える言葉もなくーーー


ただ黒板の前で崩れ落ち
震える手を抱き


自分の教えたことは
何だったのか?!

「書けない・・・」


「俺にはもう
何も教えられない」



正平

あなたはまだ
教師に戻る覚悟が
出来ていないーー


お母さんには
全部わかってる


お父さんがよく言っていた


「先生」という字は
先に生きてみせる人
先様を生かす人だと思う



もう一度
あの子たちに会って・・・


日本全体がそんな時代

戦地へ子どもたちを
送った先生は何万人もいる

「だからといって
許されるものではない」


「武文の言ったとおり
先生がお前たちを
戦争へ引きずりこんだ」


なのに
命を捧げることは
できなかった

「死ぬのが怖くなった」

それは


「人を殺したからだ」



人間の命を奪ったからだ

教え子といくつも変わらない
若い兵が情けを乞うのに


「先生は銃剣を向けた」


病気の母が待っている

そう言っていたんだーーー


あの時
答えられなかった問い

先生は答えるよ


「もしもう一度
戦争がおこったら
その時は
戦争をやめさせるために
全力をそそぐ」


「そしてお前たちに
『生きろ』という」


生きてくれと


あの時
戦っていたのは
自分と同じように
呼吸する人間だ

「親がいて
兄弟がいて友がいて」


「そして
無限の未来を持った人間だ」


未来を奪うことに
正義などない


「戦争に
勝とうが負けようが
戦争を憎まなくては
ならない」



「聖戦など、どこにもない」



教職を永久に退こうと思った

だがーーーーー


「それこそ間違いだ」


今のこの自分の姿を
黒板の前にさらし
皆の言葉を受け止めることが
未来を教えることだと思う


振り返り
黒板に向かって書く


残された左手で





「未来」








ところどころ
ドラマ本編と違う表現で
書いてしまいましたが


戦中も戦後も
白濱先生は
生徒のことを思っていた

それが
生徒のため
よかれと思っていた

時代に流され
正しいと思っていた信念

それをよりどころに
どんなつらい出来事も
乗り越えようと
してきただけに
覆すことは難しく

だけど

現実に
自分が教えたことのために
亡くなった子
傷ついた子がいる

だから認めて

間違いを認めて
重い重い命の責任を背負って
生きていく覚悟を持って


また教壇に立つ


決して忘れないよう
再び繰り返さぬように


たった5年
短い時間だったけど


白濱先生


ありがとう
おつかれさまでした


その教えは
次代の子どもたちに
引き継がれていくーー





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